本編
□酒は飲んでも飲まれるな2
3ページ/9ページ
「随分と感じてるんだな…ッ…//」
「あぁッ…ひじ、かたさん…も、今日は余裕がぁんッ…//」
「酒入ってるからなぁ〜…何時もより我慢が出来なくてよ…」
余裕がなさそうに土方は攻め続ける。部屋には、互いの荒い呼吸と接合部分から聞こえる卑劣な音が響く。屡架はその音に感じてしまい、土方の自身を強く締め付ける。
「痛ッ…力、抜けッ…」
「あぁんッ…むり、ですぅッ…//土方さんが、激しすぎますッ…//」
「しゃあねぇな……」
土方は屡架の顎を掴み、後ろを向かせ接吻をする。舌を絡ませれば、屡架の身体の力が抜け最奥を突き始める。くぐもった声を出し、生理的な涙を流す。土方の突きは次第に、屡架の敏感なところを攻める。
「ひゃッ、あぁぁッ…んッ…」
「ほら、イッちまえよっ!!」
「やぁぁんッ…ひじ、かたさんと、一緒がぁッ…//」
「あぁ…俺もイくから…」
そう良いながら、ギリギリまで自身を抜き、再び最奥へと突く。屡架の内壁は痙攣して高い喘ぎ声を上げ、絶頂を迎える。その後を追うように土方も最奥へと白濁を流し込む。吐精感に土方はそのまま、屡架に覆い被さるように倒れ込む。
「はぁ…はぁ…//土方さん、大丈夫ですか?」
「………」
「土方さん?」
土方に声を掛けても返答がなく、恐る恐る振り返ると規則正しい寝息を立てながら寝ていた。屡架は直ぐに青ざめる。
「土方さんッ…!?寝るなら、抜いてからにしてくださいよ〜…」
屡架の悲鳴も聞こえず、気持ち良さそうに寝ている土方にため息をつきながらも、嬉しそうに微笑みそのまま眠りにつくのだった。
朝起きて、土方はこの上無い驚きを見せたと言う……
→屡架編 END