本編
□鬼との再会
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「はーくん、もう一回っ!!」
「今日はこの辺にしよう。」
「まだ、出来るっ!!」
「傷だらけであろう止めよう。」
「むぅ〜けちぃ〜…」
「小夏〜っ」
剣道場で小夏と斎藤が稽古をしているとドタバタと激しい足音をたてながら亜衣利が現れる。そして、勢いのまま小夏に抱きつく。そんな突然の事に二人はぽかーん口を開ける。
「どうしたのっ!?」
「あのね、あのね。華那さん、屯所に来るの。」
「えっ本当っ!!」
「うんっ!!土方さんが許可したのっ!!」
「おぉ〜珍しいっ!!」
「華那とは誰だ?」
『ん〜内緒vV』
小夏は亜衣利と声を揃えて内緒と言うのに斎藤は少し肩を落とす。それを見かねたのか亜衣利の後に来ていた沖田が斎藤の肩に手を乗せる。
「まぁ、そんなに落ち込まないの。内緒だからしょうがないよ。」
「お前に言われたくない……」
「機嫌が悪いこと……その内理由が分かるよ。その時まで気長に待とうよ。」
「それしかないみたいだしな……」
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