小説

□タイプ
1ページ/1ページ

3z銀高
沖神要素あり。

女子は男子のタイプとか気になるらしい。
そのタイプに自分があっているかどうか
気にするのだ。

くだらない、と思いつつ
青春のにおいを嗅ぎ取る自分。

ところで、青春のにおいってどんなにおいだ





「なに。タイプ?」

神楽がいきなり先生のタイプはどんなんアル
か?とか聞いてきた。

いやー。ははは。俺のタイプ?
決まってるでしょ?

「ツンデレで不良で黒髪で隻眼で成績優秀容姿端麗一騎当千眉目秀麗・・・とにかく最高な人」

んー。褒め言葉の四字熟語言いまくってみたけど、なんか変なの混じってないか?
まぁいいか。

「最後の四字熟語は聞かなかったことにして
前の成績優秀まで全部晋助のことアルな」

神楽が白けた目で俺を見る。

「もう先生のタイプはいいアル。
同じドエスだから分かると思ったのに」

あー「うー」あー

そーいうわけね。
恋する乙女さん。

「そんなの俺に聞かないで沖田君に聞きなさい。」

「なっ!」

神楽が顔を赤くする。
俺のいう事なんか間違ってますかー?

つまり聞きたいのは沖田君のタイプでしょ。

「なっ、ななななっなっ!」

はい。酸欠の金魚ごっこしない。
でも、
沖田君のタイプかぁ。

「元気で可愛い女の子ってとこかな。」

「は?」

「沖田君のタイプ」

いや、地味にシスコンだから
清楚で美人な大和撫子かも。

「・・・。わかった。アリガト先生!」

そういって駆けていった神楽。
いや、元気で可愛い女の子って
貴方のことですよ?

まぁいいか。


「あー、なんか高杉に会いたくなってきた」

なんでかわからないけどね。

んー。なんでだろ。



タイプ

あんな青春の青臭さがまだ俺に残ってるかね

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ