小説
□強気の腐男子くんとリア充とちょっぴり最後に仲間が登場
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電車に乗っている高杉を見つけた。
話しかけたらめっさテンパッてたけど同じ部活のやつらとお台場行くよりなんか高杉と一緒にどっか行くほうが楽しそうだったから急遽高杉と行く事にしその旨を伝えたら同じ部活の女にいやだってぐずられた。
なんなんだ?この女。
はっきり言ってうぜぇ。
まぁドタキャンするこっちもこっちだけど。
仕方ないから土方くんに謝って許しを貰った。
土方くんは少し嫌そうな顔してたけどいいよっていってた。
やっぱり持つべきものは友達だね!うん。
そのまま高杉のところ行って俺も連れてけって言った。
そしたらさ。
「いやいやいやいや、リア充のお前がコミケなんぞに行ってもレイヤーさんくらいしか見て楽しいもんないと思うしお前カメコじゃねーしパンピーだから同人誌読めないし行く意味ないと思うけど!?」
とか言うわけ。
意味分からんかったね。
でも必死に俺に付いて来るなって言ってんだろうね。
高杉、目泳ぎ回ってるし。目バタフライしてっから。めっちゃバシャバシャいってっし。
でもさ、俺はなんか付いていきたいんだよね。
面白そうだし。
それにさ。ずっとコイツのこと気になってたんだよね。
教室ではいっつも一人で本読んでるし、無口だしノリ悪いし話しかければはいかいいえしか言わないドラ○エの勇者みてーな奴だし。それでも顔はいいからモテるし。
だから、こいつが体育倉庫に来たときチャンスだって思った。
それで勢いで犯しちゃったんだけどさ。
まぁ犯したのはやりずぎだったと思うけど。
あの時こいつがもっと抵抗してれば俺もね。やめようって気にはなったよ?
でもさ、こいつ表面上は嫌がってたけどなんかどこか嬉しそうだったんだよね。
なんでかは分からないけども。
んー、あー・・・・・・。
はっきり言うと俺なんかこいつのこと好きみたいだわ。
だからさ、なかば強制的にでもコイツとデートしたいわけよ。
好きなモノはそばにおいておきたいし。
「俺は行きたいの。お前と。わかったか?」
「・・・・・・はい。」
というわけで俺は強制的に高杉にハイと言わせ高杉について行く事となった。
が、
俺は高杉のことをまったくもって理解していなかったのだと、後に理解することとなる。
「・・・・・・なんだ?ここ。」
電車を降りて高杉と向かったところにどうやらついたようだ。
人がいっぱい居て、うわ、なにこれ。
「・・・高杉?なに?コレ・・・」
「坂田が来たいっていったんだからな!」
じっとりと睨まれた。
え?なんなの?こいつ?誰だっけ?アレ?高杉ってこんなに口調強い奴だっけ?
いやいやいや、だってさ。
とにかく見渡すかぎり人人人で。
うわッ!なにこの熱気!?熱い!溶けそう!
たまらずとなりにいる高杉に状況の説明を求めるように目線を移す。なのに高杉はやけに目を輝かせていて。
つーか。
「はぁ・・・念願の初コミケ!カタログ買ったし金も溜めたし・・・とりあえずまずあの擬人化王国を回るか・・・!やっぱここは西ロマだよな。あったはず。マジ奇跡!その後まぁ米英もあれば買うか。あ、そういえば今度西ロマオンリーやるんだよな。行かなくちゃな。そのほかには・・・まぁレイヤーさんでもみっか。そして・・・あぁ〜もう日本のヲタク文化マジGJ!」
・・・・えーと。
もしかして、俺、見てはいけないものを見てしまった気がする。
よくみたら、此処、なんか・・・おたく?みたいな人いっぱい居るし。
うわ、やだ、なにここ。
「・・・高杉、なんなの?此処?おたくみたいな人いっぱいいてキモイよ?戻ろう?」
俺がそういったとたん高杉が急に目の色を変えた。
そして、
「黙りやがれ!きめぇとか言うなks!!だからくんなっつっただろーが!此処はリア充が来るところじゃねーんだよ!!」
「・・・・・・あれ、」
ごめん、俺ちょと・・・アレ?
えっと〜、俺が好きになった高杉クンってのは大人しくて、なんかふにゃふにゃしてる子だったよね?
えっとー・・・、
うん、まって思考がついてかない。
あー、うー、あー・・・えっと、
「・・・晋助、様?」
「・・・あ?」
「・・・あれ、」
ごめん、俺、もう無理だわ。
つづく(といいね)
ごめんなさい誰だかわからない。
高杉クンはBLなどが目の前にあると強気になります。