BL短編

□親+就/戦国BASARA
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「毛利〜、一緒に帰ろーぜ〜!」


この声は振り返るまでもなく分かる。
2ヶ月間ほど、毎日のように聞いてれば嫌でも覚えてるであろう。


「…長曾我部か。」
「なんだよ、その反応は。…まぁいいか。とにかく帰ろうぜ!」


名は長曾我部元親という、まるで不良の鏡のような奴だ。

なぜか我に毎日飽きもせず声をかける。
不思議な奴だ。
初めは鬱陶しく感じていたが、今は心地よくも思っている己がいる。


「今日な、武田のせんこーがな…」


今となってはこのように、たわいもない話をしているが、出会いは少々変わったものだった。
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