その他
□銀魂 それぞれの 1日
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昔、パピーとマミーとクソ兄貴と一緒に電車に乗った思い出がある
私はまだちっちゃかったから、パピーの膝の上
兄貴は膝を座席に立て流れる景色を見て楽しそうに笑ってる
何がそんなに楽しいアルか?と聞くと、黙って笑うだけ
マミーはパピーの隣に座ってたんだけど、どこかのおばあちゃんが入ってきたら、どうぞって席を譲ってた
電車を降りて、あとでどうして譲ったの?って聞いたら、
『お年寄りには親切にしなきゃいけないのよ。それにママ元気だし』
この時にはもうマミーの体はボロボロだったんだけど、それを知らなかった私はとっても尊敬したことを今でも覚えている
バーさんが隣町の焼肉店の食べ放題券をくじ引きで当てたらしくて、それに連れてってもらった
歩くのも何だから今日は久しぶりに電車に乗ろうって
私と銀ちゃんと新八とバーさんとキャサリンとたまの6人で電車待ち
たまは電車が珍しいみたいでキョロキョロしてた
ホームに電車が入ってきて、人がいっぱい降りてく
その後に乗って、早速座席へ
私は座席から外を見るのが好き
人間の街が流れていくのがおもしろいし、座ってると落ち着いてみれるから
でも開いてた席は5人分
誰か1人座れない
でもいいんだ
「みんな座るアルよ。お年寄りには席を譲りなさいって昔マミーが言ってたヨ」
そしたらバーさんが私にチョップしてきた
「ババア扱いするんじゃないよ。私はまだ若いんだからね」
とか言いながら顔をニヤつかせてチョップした手を広げてわしわしと私の頭を撫でた
「小娘、膝の上に来るかい?」
「子供扱いするんじゃないネ、クソババア」
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またもや30分くおりてぃ
今日は東京駅が完成した日
文となまら関係ない気がする