御坂美琴のビリビリStudy



午前11時26分
上条当麻は待ち合わせのファミレスまで急いでいた。
相手はビリビリ中学生こと御坂美琴であるからだ。

もともと30分前には出ようとしてたのに、同居人の腹ぺこシスターが、今にも頭の流血沙汰を望まんとしていたので作り置きをしていたら10分前をきっており、
走っている今も4分前でかなりのピンチである。
「くそっ!レールガンのキヤッチボールなんて洒落になんねーぞ?!」

大通りまできたが、まだ目的地はもう少し先である。
もう間に合わないと確信した上条はテキトーにアクセサリーを買って詫びようと考え、ふと見知った少女の姿が見えた。


「ビリビリ…?お前ファミレスで待ち合わせじゃなかったけ?」

「…?ビリビリとはお姉様のことでしょうか、とミサカは疑問を抱きます。」

「て、お前は御坂妹?!」

「はいミサカのシリアルナンバーは10999号です。とミサカは名乗り出ます。あなたはなぜここに?と、ミサカは問い掛けます。」

そう。もともと上条は大覇星祭の中途半端に終わった罰ゲームを終わらせるためにここに来たのだ。

「ちょっとな。そういえば女の子はアクセサリーってどんなの貰うと嬉しいんだ?」

「そうですね…やはり―、」

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