ロイエド


□「ありがと!!」
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「……ありがと」


エドワードは一言。
その不意打ちに、目の前の人物は固まってしまいました(笑)


「…は?」


それもそのはず。
エドワードがそんな事を言うはずないじゃないですか。


「だから!ありがとっていってんの!!」


しかもこの会話、なんの脈絡もなくいきなり始まったものですから、例えこの台紙を言ったのがエドワードで無くても反応は同じでしょうねwww


「鋼の?」


それは相手も同じ…エドワードが言ったことで驚きは倍増のようで。
未だに放心状態。
仮にも(笑)国軍大佐がこんなんでいいんでしょうか?


「何、とうとう耳に来たんじゃないの?だから、俺はさっきからありがとって」
「いや、ちゃんと聞こえてはいるんだが…」


ここで漸く我にかえったらしいロイ。
国軍大佐にしては遅すぎやしませんかね?


「何だよ。てっきり、ありがとって聞こえて無いのかと思ったぜ」
「失礼な、ちゃんと聞こえているさ。…で、何だね?」


覚醒後は、いつもの調子に戻すのはお早い様子。
ポーカーフェイスが戻りました。


「は?何が?…あ、ありがとのことか?」
対するエドワードも、何なのでしょうか。
自分から言っておいてこの反応はw


「私は何かお礼を言われるようなことをしたかね?」


そうそう大佐、いい調子。
私もなんだか分からないですから。


「良いだろ、別に。ありがとって言ったって。何回言ったって、ありがとってのが減るわけじゃないし」
「いや、そんなに何度も使って良い言葉では」


そうそう大佐、その通り。
そんな事をしていたら、遂にエドワードが切れたようです。


「あぁもう!めんどい!!ありがとありがと!!!!……よし」


何やら一人で納得してしまったようです。
あの…、私たちにも説明を…。


しかし、再び呆けてしまったロイを置いて、エドワードはさっさと部屋を出ていってしまいましたとさ…。





おしまい(え)

















「ほらハボック少尉、10回言ったぜ。だから銀時計返せ」

「大将…、最後のは反則臭くねぇ?(笑)」

「良いだろ!言ったんだから!!」

「仕方ねえなぁ。ほらよ」




…どうやら、銀時計が人質だったようですね。








「…あれ、十回目何処だ?大将」









(ほんとに)おしまい






   
**ちゃんと初めから数えてみましょう。「」の中に入っていますよ**


   

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