09/08の日記

23:29
のっと・はんぐりー
---------------
   

*****


「俺さ、腹減らないんだよ」

そう言って、笑った。
上手く笑えていると良いのだけれど。

「…空腹を感じないと?ならば、食事は?」

「きっと、腹は減ってるんだよ。でも俺は、それを感じられない。」

そう。
きっと正常に、空腹はやってくる。
だけど俺には分からない。
空腹を訴える神経がイカれてしまったのか。

「だから、限界まで腹の中がカラッポになって音がなる。それが食事の合図だよ。」

消化機能事態は正常だと言える理由がこれだ。
いつも腹の虫が泣き叫んでから胃を満たす。

だから、ね。

「だから、俺を殺したかったら耳を塞げばいい。そうしたら叫びは聞こえなくて、俺は餓死する。」

こんな事言って、俺は死にたいんだろうか?
よりによってこんな奴に。
こいつは…、

「君はまた、そんなこと言うのか?…分かっているのだろう?」

俺を殺してくれるはず、ない。

「…………知ってる。」

きっとこいつは全部解ってるんだ。
俺は別に死にたいわけじゃないことも。
本当の願いも。

…非常に腹立たしいことだけど。

「決めたよ。今日から私と一緒に食事をしよう。腹の虫が泣かなくても、ね。」

「はぁ!?何言ってんのアンタ。」

「もう決めてしまったよ。」

決定事項として告げることで、逃げ道を断つ。
こいつの上等手段で、俺の最大の弱点。

もう逃げるのは無理かも知れないと、俺は諦めた顔で頷いた。


*****



このネタをロイエドでやるかは不明。
一人称はまんまですが。


紗耶香もたまに、食事を抜きます。
というより、お腹が空かないんです。
でもお腹は鳴る。
だから仕方なく、パンを少し食べるなどします。

それが朝食ならまだ分からなくも無いですが、紗耶香はお昼にやります。
最悪、朝昼抜いて3時くらいに食べたりもします。

紗耶香死にますかね?(笑)

平気です、大抵は普通に空きますよ。


さて、気まぐれでのせたものですが、【俺】は本当はお腹を空かせたいんですよね。
【私】はそれを分かって、少しずつでも治したいと思っているわけです。
同情も慰めも要らない、聞きあきてしまった【俺】にとって、それらが一切無い【私】の態度や行動はとても居心地の良いものでした。
だから大人しく言うことを聞いたのです。
惚れた弱みっていうのもありますがね(笑)


ロイエドでやりたいな、と思う一方で、これをやった場合エドはどんな設定なんだと不思議です←
トリシャ母さんがご飯をあげないわけないし…等々。


とりあえず今のところは、これだけです。







おしまい







紗耶香



   

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ