09/08の日記
23:29
のっと・はんぐりー
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「俺さ、腹減らないんだよ」
そう言って、笑った。
上手く笑えていると良いのだけれど。
「…空腹を感じないと?ならば、食事は?」
「きっと、腹は減ってるんだよ。でも俺は、それを感じられない。」
そう。
きっと正常に、空腹はやってくる。
だけど俺には分からない。
空腹を訴える神経がイカれてしまったのか。
「だから、限界まで腹の中がカラッポになって音がなる。それが食事の合図だよ。」
消化機能事態は正常だと言える理由がこれだ。
いつも腹の虫が泣き叫んでから胃を満たす。
だから、ね。
「だから、俺を殺したかったら耳を塞げばいい。そうしたら叫びは聞こえなくて、俺は餓死する。」
こんな事言って、俺は死にたいんだろうか?
よりによってこんな奴に。
こいつは…、
「君はまた、そんなこと言うのか?…分かっているのだろう?」
俺を殺してくれるはず、ない。
「…………知ってる。」
きっとこいつは全部解ってるんだ。
俺は別に死にたいわけじゃないことも。
本当の願いも。
…非常に腹立たしいことだけど。
「決めたよ。今日から私と一緒に食事をしよう。腹の虫が泣かなくても、ね。」
「はぁ!?何言ってんのアンタ。」
「もう決めてしまったよ。」
決定事項として告げることで、逃げ道を断つ。
こいつの上等手段で、俺の最大の弱点。
もう逃げるのは無理かも知れないと、俺は諦めた顔で頷いた。
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このネタをロイエドでやるかは不明。
一人称はまんまですが。
紗耶香もたまに、食事を抜きます。
というより、お腹が空かないんです。
でもお腹は鳴る。
だから仕方なく、パンを少し食べるなどします。
それが朝食ならまだ分からなくも無いですが、紗耶香はお昼にやります。
最悪、朝昼抜いて3時くらいに食べたりもします。
紗耶香死にますかね?(笑)
平気です、大抵は普通に空きますよ。
さて、気まぐれでのせたものですが、【俺】は本当はお腹を空かせたいんですよね。
【私】はそれを分かって、少しずつでも治したいと思っているわけです。
同情も慰めも要らない、聞きあきてしまった【俺】にとって、それらが一切無い【私】の態度や行動はとても居心地の良いものでした。
だから大人しく言うことを聞いたのです。
惚れた弱みっていうのもありますがね(笑)
ロイエドでやりたいな、と思う一方で、これをやった場合エドはどんな設定なんだと不思議です←
トリシャ母さんがご飯をあげないわけないし…等々。
とりあえず今のところは、これだけです。
おしまい
紗耶香
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