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□苦労性の兄と妹
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苦労性の兄と妹
２番目の兄様がお友達の１人に振り回されるのはいつもの事で
「うわぁ、リド兄様今日はどちらまで行ってらしたんですか？」
「ティーガとサイと例の湖・・・」
「それでそんなにずぶ濡れなんですね・・・取りあえずこちらをどうぞ」
「さんきゅ・・・」
最近大体濡れて帰ってくる兄の為にバスタオルを持って帰りを待っていたら案の定
今日も水浴び？をしたらしいリドにタオルを渡す
他の宝石の国の王子様達も年上なのにお茶目でお転婆で好奇心旺盛な方ばかりだからリド兄様も苦労するんだろうなぁ
「今日はどうしてそんなことに？」
「ティーガが泉で泳ぐって言い出して、トトリさんとジークさんが乗っかっちゃったもんだから俺が引きずり込まれたんだよ・・・サイは逃げてたけどな」
「ふふっ、相変わらずですね。今度は私もご一緒してみましょうか」
「うーん・・・まぁ怪我するようなことにはならないと思うけど、着替えとかは一応持って行けよ？トトリさんたちはまだしもティーガは絶対お前が相手でも巻き込むぞ」
「それはそれで面白そうですよ？それに、その泉の傍に図書館もあるとミヤ王子からお聞きしたのでそちらも行ってみた「それは駄目」はぁい」
公務で国の外へ出た時に会ったミヤに聞いていた図書館に行ってみたかったけれど喰い気味に駄目だと言われたらしょうがない
笑いながら過保護な兄からバスタオルを受け取り、明日の外出許可を取るために両親の元へ向かう
「明日また行くけどお前も行く？」
「良いのですか？急に行っては迷惑では？」
「大丈夫だよ、いつものメンツだし。ティーガが明日は釣りするって言ってたけど」
「釣り、ですか？でもティーガさんは釣りに向いてないのでは・・・」
「ティーガの行動は予測不可能だからな・・・」
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