小説
□寫眞漂白
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※詩―187文字
言葉が心を乱射して
弾かれた破片が突き刺さる
血液は出ない
開いた傷口を塞ぐ血小板はない
自力で塞ぐ術も知らない
ひゅるりと冷たい風が傷口を通る
言葉が思いを紡いで出来た糸なら
口に出せば素敵な織物になる?
更に思いを重ねれば
素敵な色に染まってゆく?
どうして醜くなるのだろう
どうして美しく生きられないのだろう
思い出は消せない
だけれど
白く塗り潰すことは出来るでしょう?
なんにも
無かったみたいに
お題:寫眞漂白/NoaNoa.さま
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