はじまりのとき
□ぼんごれふぁみりーですか?
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10年後ボンゴレ――
「なあ、ツナ。何かそわそわしないかー?」
ふわぁっ…と欠伸をしながら呑気に山本は問う。
「そわそわっていうか…何か嫌な予感がする」
「超直感でもわかんねぇのか?」
「ああ…。何か靄がかかってるんだ。強い力に妨害され…
バァァンッ!
「10代目!ただいま任務から戻りました!」
「…………」
勢いよく開いたドアの音と、キラキラした 獄寺の笑顔が綱吉の言葉を遮った。
「うるせぇぞ獄寺」
そんな獄寺にリボーンはカチリと銃を向ける。
「す、すみませんリボーンさん!」
真っ青になった獄寺はガツンガツンと何度 も床に頭を打ち付け土下座をする。
「ははっ、獄寺タイミングわりぃーのな」
「るせぇ野球馬鹿っ!…お話の邪魔してす いません」
「いや…いい。で、どうだったんだ、隼人」
「はい。そのことですが…」
隼人が任務の報告をしようとした時。
「ちょっと待て…何か…来る…!」
「…!」
「きぃやぁぁぁぁああああああーっ!」
「「「!?」」」
突然眩い光に包まれた女がすごい勢いで降ってきた。