はじまりのとき

□私の10年後。
1ページ/3ページ






「しっかし…ほんとに恵美なのか?…よく笑うのな」


『え?』


「あぁ…こんなよく喋るんだな。うるせぇ女だぜ」



よく笑う?よく喋る?
ってかボソッとうるせぇ女って言ったな…!

10年後の私ってそんなに暗いの…!?
というか10年後の私は何でここにいたんだろう…。





『うーむ…』


そんな私の思いを読み取ってか、皆が10年後の私について話してくれる。











「10年後のお前も突然ここにやって来たんだぜ」


「ズッタボロでな」


『ズッ…ズッタボロ?』


「ここに突然現れたお前は傷だらけで、かなり弱っていた。だからひとまずボンゴレで保護をすることにしたんだ」










『……や、優しい』


「ん?」


『なんでもないっす…』


ボソッと出た本音。
ツナには聞こえなかったみたい。


突然現れた見ず知らずの女を保護するなんて…さすがツナだよね。



何か…大空!!って感じ。うん。

その後も私についていろいろ教えてもらった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ