はじまりのとき

□お姫様。
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私はリボーンさんに連れられて屋敷内を案内してもらうことになった。





『リ、リボーン…さん、ちょっと…休みませんか…っ』


私はぜぇぜぇいいながら、とっとと行ってしまうリボーンさんの後を追う。
お屋敷広すぎだよ…!
リボーンさん歩くの速いし…!



「これくらいで息を切らすとは…修行が足りねぇな」

やっと追いつき言われた一声。



修行…?




『しゅ、修行なんてしたことないよ…っ』


「そうか。だったら…」



じっと私を見つめるリボーン。さん。
何か、とっても嫌な予感がする。気のせいであってくれ。



『……………』

























「修行するか」


や、やっぱり…!


『修行って…私、超超超ちょぉぉぉぉーう、一般人ですよ!?』


「炎出しといて何言ってんだ。それから、「さん」付けんな」


『え?リボーン…さん?』


「付けんなってんだろ」


カチリという音。
ゴリゴリと黒いものが頭に押し付けられる。
わわわわかったからその黒いものをしまって…!



「ここで最後だぞ」

『はい…?』




そうこう言ってる間に最後の部屋に着いたらしい。


『ここは…?』


「お前の部屋だ」


そう言いながら扉を開くリボーン。
後に続き、中に入る。
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