恋に落ちた海賊王 夢小説U

□サディスティックな女帝様
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ハヤテ「俺思ったんだけどさ、紫桜ってSじゃね?どう見ても俺のことからかって楽しんでんだけど」


シン「今更だな。あいつは根っからの超弩級Sだろ」


ハヤテ「何で?お前も何かされたワケ?」


シン「…焦らすな。俺の反応を楽しんでやがる」


ハヤテ「へぇ。例えば?」


ソウシ「゙キスしたいので、目を閉じてください゙だよね」


シン「あぁ。こっちが素直に応じれば頬を抓るだけだ。こっちからしようとすれば必ず躱しやがる」


ソウシ「私もやられたよ。けっこう応えるんだよね…羞恥心と、躱された敗北感…」


シン「…」


リュウガ「そんなもんまだ序の口だろ!俺なんか押し倒されて、キス寸止めされて、散々煽っといてお預け喰らったんだぞ!!」


ハヤテ「それは…」


シン「良く我慢しましたね、船長」


リュウガ「その気にさせたんだからっつって押し倒したさ!そしたらあいつ、男の急所を思いっきり蹴り上げた挙げ句 背負い投げしやがって、腰に大打撃を喰らったんだ」


ハヤテ「…鬼だな」


シン「最早 人の心を持ってないな。鬼畜以外の何者でもない」


ハヤテ「…はぁ、俺は口攻めだからまだ良い方なのかな…」


トワ「…僕も、恥ずかしい事たくさん言われます。童貞がどうとか、チェリーがどうとか…」


ナギ「どっちも同じ意味だろ」


ハヤテ「もしかしてナギ兄も被害者?」


ナギ「…俺も主に口攻め喰らってる。キスがどうとか、好きがどうとか…キスの反対が好きだとかどうとか…」


ハヤテ「何だそれっややこしいな!」


ナギ「とにかく、言いたくねぇ事無理矢理言わせて楽しんでやがるんだよ」


ソウシ「紫桜ちゃんには困ったものだね…」


リュウガ「お前ら…このままで良いのか!?このままあいつの玩具のままでいいのか!?このままじゃ男が廃る…反撃しようじゃねぇか!!」


トワ「ぼ、僕嫌です!!」


ハヤテ「俺もパス。倍返しされそう」


リュウガ「情けねぇ奴らだな!!だからいつまで経っても半人前なんだよ!!」


「「うっ…」」


リュウガ「シン、ナギ、ソウシ!生意気な紫桜に折檻を!!」


「「「アイアイサー」」」





『…ほう。この私に、折檻を…?』


ハヤテ・トワ「うわぁぁ!!!」


シン「くっ、出たな鬼畜剛毅!」


『酷いではありませんか。男六人が、寄ってたかって一人のか弱い少女にどうこうしようなんて…』


ナギ「か弱い少女ってどこにいんだよ」


『ナギさん、酷いです。この間、最早炭と化した鶏肉を 様々なカモフラージュを施し、何食わぬ顔で皆さんに食べさせていたくせに…』


ナギ「おまっ、それは言わない約束…」


ハヤテ「ぁあ!?どういう事だよナギ兄!!」


シン「味がおかしいと思ったんだ!!何がそういう肉なんだよ、だ!!」


ソウシ「焦げた物は体に悪いんだよ」


ナギ「う、うるせぇ!!あん時は食材が足りなかったんだから仕方ねぇだろ!!」


『料理人失格ですね。
その前は調味料が足りないとかで、船長が大っ事に取っていた極上のお酒をドボドボ料理に入れてましたし』


リュウガ「何ィ!?ナギ、お前の仕業だったのか!?」


ナギ「いや、それは…」


『その前はもっと酷かった。あれは確か先週の…』


ナギ「悪かった!!俺が悪かった!!頼むからそれ以上喋るな!!」


『喋るな?何故、私に命令するのです?』


ナギ「くっ…、…だ、黙ってくれ!」


『あれは先週の…』


ナギ「待てって!!
すみませんでした!!もう喋らないでください!!」


『…ふふ、ちゃんと言えるじゃないですか』


ナギ「くそっ…、危ねぇ…」


ハヤテ「あのナギ兄が頭下げたよ…」


シン「つーか、先週何があったんだ」


ソウシ「…」


『おや?どうしたのですか?私に折檻を与えようとしたソウシさん。何か後ろめたい事があるような顔ですね』


ソウシ「あ、いや…紫桜ちゃん」


『もしかして薬の件ですか?この間 船長に渡した胃薬が実は…』


ソウシ「紫桜ちゃん!!私は君をどうこうしよう何て考えてないよ!!だから…っ」


『…だから?』


ソウシ「…すみませんでした」


リュウガ「オイッ!この間の薬が何だよ!!さらっと悍ましい発言してんじゃねぇ!!」


『大丈夫ですよ船長。ソウシさんが胃薬と間違えて、失敗した薬毒多量の薬を渡してしまっただけですから』


ソウシ「紫桜ちゃん!」


リュウガ「な、何!?ならその後、腹を下し、嘔吐を繰り返しろくに酒も飲めずに悪夢に魘されたのは その薬のせいだってのか!?」


『ご名答』


リュウガ「ソウシてめぇ!」


シン「紫桜もドクターも最低だな」






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