Character
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【少ししか知らない】
就業中の会話。
神来月帝
「ぽみえ、俺と景千代どっちが好き？」正宗ぽみえ
「え？決められないわ。それぞれにいい所があるんだから」神来月帝
「いい所？詳しく！」正宗ぽみえ
「千代ちゃんは仲間思いだわ。気配りが出来て、周りをよくみてサポートが出来る素敵な人。ちょっと顔は怖いけど優しくてとってもいい人よ」神来月帝
「うん、俺もそう思う」正宗ぽみえ
「みかちゃんは……、………」神来月帝
「ん？」正宗ぽみえ
「帝は……帝のいい所は………」神来月帝
「？」正宗ぽみえ
「…ひ、人の…弱みを握るのが上手いわ！」神来月帝
「…」正宗ぽみえ
「それで強請るのが得意！あとは…容赦がない！人を人と思わず蔑み謗り嘲り蹴散らし卑下する姿は見ていて爽快だわ！じゃあ私っほーちゃんに用があるから！！」神来月帝
「……………え？」―――――
神来月帝
「・゜゜・（／。＼）・゜゜・．」藪柳景千代
「オイ！サボってねぇで仕事しろ！」神来月帝
「景ちょん…？俺を褒めて慰めて」藪柳景千代
「あ？」神来月帝
「ぽみえにいじめられた」藪柳景千代
「…お前が悪い」神来月帝
「理由も聞かずに！？」藪柳景千代
「とりあえず謝っとけ」神来月帝
「いや聞いてよ！」藪柳景千代
「男が折れれば夫婦関係は上手くいくと父ちゃんが言ってた」神来月帝
「いや本当にぽみえがひどいんだって！いい所を聞いたのに悪口言うんだから！」藪柳景千代
「悪口？ぽみえが？そりゃあ…お前の耳と頭と解釈が悪い」神来月帝
「お前のぽみえに対する絶対的な信頼には嫉妬するよ」藪柳景千代
「お前のいい所なんて…」神来月帝
「ないの？泣いていい？ねぇ、泣いていい？」藪柳景千代
「うぜぇ。いい所なんてたくさんあんだろ。俺は少ししか知らねぇけど…」神来月帝
「詳しく、詳しく！」藪柳景千代
「お前は、冷静な判断が出来る。それが例え、仲間や自分を傷付ける結果になるとしても…状況に合った最善の指示を下すことが出来る。そしてそれに間違いはない。何かを得るために何かを捨てるのはやむを得ない事だが、実際にそれをするのは困難だ。だからお前は人の上に立つものとして必要なもんを持っていると思う」神来月帝
「………」藪柳景千代
「人当たりがいいから恨みを買うことも少ないし、緩んだ面はたまに癪だが物腰柔らかなところは見習いたいと思う。ものの言い方ってのは大切で、お前は普通の人が言いづらい事をはっきり言うだろ。たまにムカつくが正しいし、はっきり言い切られると頷くしかねぇ。回りくどいよりよっぽどいいから俺は好きだ。それから…」神来月帝
「もう、…もう…大丈夫でーす」藪柳景千代
「あ？てめぇ人がせっかく…」神来月帝
「いや、ごめん…ありがとう」藪柳景千代
「何…照れてやがる！俺の方が100倍恥ずかしいんだからな！」神来月帝
「ごめんって…」藪柳景千代
「チッ……、」たまたま通りかかってちょっと見てた千鳥
「…きもっちわり！」ほーちゃん
「行きますよ千鳥さん」千鳥忠愛
「待って灯影！気持ち悪くて吐きそう！」ほーちゃん
「何で…？お手洗い行きますか？」千鳥忠愛
「背中さすっといてー！」景千代「少ししか知らない」って言わなかったっけ…？(´⊥｀*)
merci(*>∀<)ﾉ))★
20170909.
20170909.