恋に落ちた海賊王 夢小説U
□サディスティックな女帝様
2ページ/2ページ
『おや?他人事のようですね、シンさん』
シン「フンッ、俺に疚しい事などないからな」
『へぇ〜。シリウス海賊団の象徴ともいえる海賊旗に、ついうっかり穴を開けてしまった事は 貴方にとっては何ら問題ではないのですねぇ。不思議です』
シン「てめぇ、何でそれを…」
ハヤテ「ホントかよ!?」
リュウガ「お前、縫っとけ!!」
『それだけではなく、せっかくトワさんが洗濯して干していたナギさんのシーツを、誤って海に落としてしまい 誰にも気付かれないようにまたこっそり、同じように干した事は…貴方にとっては何ら疚しい事ではないのですねぇ』
シン「っ…」
ナギ「シンてめぇ…どうりでなんか生臭いと思った…!」
『この間 自分が落としたスプーンをトワさんに使わせた事も、冷蔵庫から勝手に食材を持ち出した事も、船長から預かった酒代を丸々落としてしまった事も、ソウシさんの実験材料を台なしにしてしまった事も、甲板の先に…』
シン「分かった。分かった!!もう良いだろ!!お前の言い分は良く分かった!!だから落ち着け!!」
『お前がな』
シン「くそっ。お前何で全部知ってやがんだ…」
『偶然居合わせ、貴方がそれに気付かなかっただけです』
シン「畜生…」
『さぁ、私に文句がある方はどうぞ。
この私に、折檻を与えたいという愚かなクソ野郎はどうぞ私の前へ』
ハヤテ「口悪ぃ〜」
『何か?』
ハヤテ「すみません!何でもないっす!」
サディスティックな女帝様
リュウガ「天下のシリウス海賊団が…、面目丸つぶれだな」
End.
20120108.