恋に落ちた海賊王 夢小説U

□サディスティックな女帝様
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『おや?他人事のようですね、シンさん』


シン「フンッ、俺に疚しい事などないからな」


『へぇ〜。シリウス海賊団の象徴ともいえる海賊旗に、ついうっかり穴を開けてしまった事は 貴方にとっては何ら問題ではないのですねぇ。不思議です』


シン「てめぇ、何でそれを…」


ハヤテ「ホントかよ!?」


リュウガ「お前、縫っとけ!!」


『それだけではなく、せっかくトワさんが洗濯して干していたナギさんのシーツを、誤って海に落としてしまい 誰にも気付かれないようにまたこっそり、同じように干した事は…貴方にとっては何ら疚しい事ではないのですねぇ』


シン「っ…」


ナギ「シンてめぇ…どうりでなんか生臭いと思った…!」


『この間 自分が落としたスプーンをトワさんに使わせた事も、冷蔵庫から勝手に食材を持ち出した事も、船長から預かった酒代を丸々落としてしまった事も、ソウシさんの実験材料を台なしにしてしまった事も、甲板の先に…』


シン「分かった。分かった!!もう良いだろ!!お前の言い分は良く分かった!!だから落ち着け!!」


『お前がな』


シン「くそっ。お前何で全部知ってやがんだ…」


『偶然居合わせ、貴方がそれに気付かなかっただけです』


シン「畜生…」


『さぁ、私に文句がある方はどうぞ。
この私に、折檻を与えたいという愚かなクソ野郎はどうぞ私の前へ』


ハヤテ「口悪ぃ〜」


『何か?』


ハヤテ「すみません!何でもないっす!」










サディスティックな女帝様



リュウガ「天下のシリウス海賊団が…、面目丸つぶれだな」





End.
20120108.
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