Character

□キャラトーク
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【好きなところ】


藪柳景千代
「帝って、人を愛したことあるの?」

神来月帝
「あるに決まってる。見ろ、これは俺がさきの為だけに三日間寝ずに作った俺の愛の結晶…」

藪柳景千代
「うん違う。俺が言ってんのはもっと普通の純粋な愛。そんな恐怖すら感じる異常な愛じゃない」

神来月帝
「失礼な事を言うな。悪意を持って噛み付くぞ」

藪柳景千代
「うん、人間だからやめようね」

神来月帝
「そういう景ちょんはどうなの?顔面崩壊してるのかと思って二度見して目が合ったら最後石にされちゃうくらいの衝撃を受けるくらい強烈な女の子(?)とばかり付き合ってきたよね。真実の愛とかあるのか甚だ疑問だよ」

藪柳景千代
「悪気を持って噛み付きたい。人を見かけでしか判断できない極悪薄情暗黒大魔界クソ闇地獄カーストどん底悪魔王が」

神来月帝
「なに?悪口って事しか分かんない」

藪柳景千代
「三回転生して。そしたら普通の人と同じスタートラインに立てるはずだから」

神来月帝
「それより景千代は精神科と脳神経外科に行った方がいいんじゃないかな。眼科ではもう手に負えないレベルだよ。化物に欲情するんだもの」

藪柳景千代
「俺の歴代彼女に謝れ!」

神来月帝
「最近まで付き合ってた子なんて初めて見た時ニュウドウカジカかと思ったもん」

藪柳景千代
「それが何か知らんがすげームカつく」

神来月帝
「勘違いしないでね。俺がひどいんじゃないよ。お前が異常なだけなんだ」

藪柳景千代
「…あー、俺お前のそういうとこ嫌いだったわ」

神来月帝
「俺はブス専の景千代好きだよ」

藪柳景千代
「そういうとこだよ?分かる?だから友達いないんだよ?だからできないんだよ?ねぇ分かる?」

神来月帝
「景千代がいるじゃない」

藪柳景千代
「ほんっと嫌いだわー。可哀想だから放っておけねぇー…」

神来月帝
「うん、俺に流されちゃうそういうとこ大好き!」

藪柳景千代
「嫌いのこと嫌い」

神来月帝
「景千代はいつも俺の事嫌いって言うけど、じゃあどこが好きで友達なの?」

藪柳景千代
「…………、………。………」

神来月帝
「…え。考えすぎじゃない?」

藪柳景千代
「え何その難しい質問」

神来月帝
「難しいかなぁ!?」

藪柳景千代
「お前のいいとこ言えばいいの?
…平気で人を傷つける、自覚無し。人を見下す、自覚無し。気付かれないレベルの嫌味を言うのがうまい、だますのがうまい、陥れるのがうまい、演技がうまい、ずる賢い、世渡り上手、ずぼら、シスコン…」

神来月帝
「悪口じゃなくて、好きなところ」

藪柳景千代
「………時間もらっていい?72時間くらい」

神来月帝
「三日!?かかり過ぎじゃない!?」

藪柳景千代
「いや短いでしょ」

神来月帝
「泣いていい?」

藪柳景千代
「ってゆーかさ、こいつのここが好きっつって一緒にいるのは恋人同士のような気がするんだよね。友達は波長が合うとか、一緒にいてラクとか楽しいとか…そういう理由?だから好きなところ全部言ってとか言われても分かんない。お前とは元々気が合うから一緒にいるんだろ。言ってしまえば全体が好きで、嫌いなところもこういう奴だからしょうがないって思える。友達だから」

神来月帝
「…泣いていい?」

藪柳景千代
「何でだよ!」

神来月帝
「俺お前のそういうとこちょー好きだよ〜!俺もお前の全体が好きだ〜!!」

藪柳景千代
「泣き方汚っ!こっちくんな!!」

神来月帝
「景ちょーん!」

藪柳景千代
「あーもう、うっぜぇ…」


同性の友達にも好きって言えるとことか嫌いじゃないと思っている景ちょん。帝が図に乗るので言ってあげない。

merci(*>∀<)ノ))★
2017.09.03.

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