Character

□キャラトーク
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【根暗野郎と毒突き番長】


鷺草時雨
「…」


「うわ、暗っ!!」

鷺草時雨
「………?陽が出ているから明るいが…」


「いやあんたのことよ。いつ見ても表情暗いわよね。何か抱え込んでんの?」

鷺草時雨
「…いや、特には…」


「それが普通のテンションってこと?うわ暗〜…元気出しなさいよ!そんなだからあんたはいつまで経っても童貞なのよ!」

鷺草時雨
「関係あるのか?」


「あるでしょ。根暗が童貞捨てられる場所は遊郭くらいよ。好きな子にもらってほしいなら少しは明るい態度で、モテる努力をしなさい!」

鷺草時雨
「………というか、童貞ってなんだ?俺が持ってるものか?ひめゆりはあげたら喜ぶのか?」


「…。あー…ごめん。あんたが絶滅危惧種並みの超ド級くそピュア野郎なの忘れてた…。赤ちゃんはどうやってできるんだっけ?」

鷺草時雨
「…?夫婦の契りを交わすとコウノトリが運んできてくれるんだろう」


「うん、こういう奴だったわ。真面目な顔して言ってんだからびっくりよ」

鷺草時雨
「…何か違うのか?俺は知らない事が多い…正しい事を教えてもらえると助かる…」


「間違ってはいない。子供の解釈としてはね」

鷺草時雨
「俺は子供じゃないんだが…」


「子供でも知ってるような事すら知らないでしょ?でもあんたはそれでいいと思うわ。それくらい純情だからこそひめゆりにも気に入られてるわけだし」

鷺草時雨
「ひめゆりはじゅんじょうが好きなのか?」


「うん多分(適当)」

鷺草時雨
「じゅんじょうを俺は持っているんだな」


「むしろ純情くらいしか取り柄ないわね」

鷺草時雨
「…それが何か分からないが、ひめゆりがそれがいいというのなら失くさないようにする」


「うん、大事になさい。それよりも明るくなれる方法を考えましょう」

鷺草時雨
「…?このままじゃダメなのか?」


「いや根暗と純情は違うから」

鷺草時雨
「…そうなのか」


「何か好きな事ってないの?趣味とか」

鷺草時雨
「…好きな事…。…ひめゆりの行動を想像する…」


「暗っ!!ってかヤバい奴!ストーカーじゃん!気持ち悪いし怖い!!」

金鬼姫百合
「ちょっ、番長!?時雨が何したん!?そんな悪口言わんといてや!」


「ひめゆり…あんたヤバい奴に惚れられてるわよ」

金鬼姫百合
「ええ?そうなん?」


「時雨の趣味、あんたの行動妄想する事だって」

金鬼姫百合
「妄想?すごーい!あたい妄想てできひんわぁ。想像力ないからかなぁ?なぁどうやってやるん?」

鷺草時雨
「ただ…お前の事を考えているだけだ」

金鬼姫百合
「いややわぁ、そんなん言われたら照れるやろ!もう…、時雨のあほ!」

鷺草時雨
「す、すまない…!」


「うわぁ…もうどうでもいいや。勝手にやってろ」


…これから友達想いの番長は、時雨が元気になれる方法を一人で模索し始めます(´⊥`*)



merci(*>∀<)ノ))★
20170908.

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