Character

□キャラトーク
41ページ/57ページ

【めんどくさいかまってちゃん】


千鳥忠愛
「千代さん…」

藪柳景千代
「どうした?」

千鳥忠愛
「オレの灯影がね」

藪柳景千代
「お前のなの?」

獄鴫灯影
『誰の記憶にも残らない人生を送りたい…』

千鳥忠愛
「って。でもオレは灯影を知ってるから、それはムリだな!って言ったの。したら灯影、泣きそうな顔になっちゃったんだー…オレどうしたらよかったのかな?」

神来月帝
「千鳥でも一丁前に悩む事あるんだね。お兄さんびっくりだよ」

千鳥忠愛
「わ、みかさんいたんだ」

神来月帝
「うん、ここ俺ん家」

藪柳景千代
「お前いたのかよ。クズい事しか言えねぇんだから黙ってろ」

神来月帝
「ひどくない?俺は誰かの記憶にめちゃくちゃ残る人生送りたいから黙らないよ!」

藪柳景千代
「うぜえな」

千鳥忠愛
「なぁオレ灯影のやな事言っちゃったのかなぁ」

神来月帝
「泣かしたところで別によくない?」

藪柳景千代
「引っ込んでろ」

千鳥忠愛
「オレはオレを殺すべき?バラバラ自殺するべき?」

藪柳景千代
「何それ怖い!!」

千鳥忠愛
「灯影泣かす奴はぶっ殺さなきゃいけないから、オレ自身も殺すしか…」

藪柳景千代
「ダメダメダメダメ!」

神来月帝
「バラバラ自殺ってどうやるのか見てみたーい」

藪柳景千代
「失せてろ!」

神来月帝
「いたっ!殴る事なくない!?」

藪柳景千代
「千鳥、お前が死んだら灯影すげー悲しむぞ!それにこの赤毛のクズが灯影いじめたら誰が守ってやるんだ!お前はいなきゃダメだ!灯影の精神安定剤なんだから!!」

千鳥忠愛
「そうなの?」

獄鴫灯影
「…え?」

神来月帝
「あ、いたんだ灯影」

藪柳景千代
「おはよう」

獄鴫灯影
「寝てないです…」

千鳥忠愛
「灯影、さっきはやな事言ってごめんな…」

獄鴫灯影
「違うんですよ千鳥さん…。そうじゃなくて、…嬉しかったんです。…私なんかを忘れないでいてくれるって、言ってくれたから…」

千鳥忠愛
「…」

藪柳景千代
「…」

神来月帝
「えー?灯影の言ってる事の意味が分からないのって俺だけ?」

藪柳景千代
「黙ってろ」

神来月帝
「だってさ、普通忘れなくない?俺認知症になっても覚えてる自信あるよ」

獄鴫灯影
「帝さんの記憶力は異常ですもんね」

神来月帝
「褒めてる?」

獄鴫灯影
「一応…」

神来月帝
「ありがとう」

藪柳景千代
「言っておくが俺も忘れないぞ」

千鳥忠愛
「オレも絶対絶対忘れない!」

神来月帝
「千鳥は基本的に何も覚えられないもんね。要領いっぱい残ってるから灯影の事くらいは覚えておかなきゃね」

千鳥忠愛
「灯影で要領いっぱいだよ!?」

神来月帝
「あ…、そう」

獄鴫灯影
「ありがとうございます…。…おかげで、二回死なずに済みそうです」

藪柳景千代
「え?」

神来月帝
「…そういう事か。灯影、お前めんどくさい奴だな」

獄鴫灯影
「く…首をへし折るつもりですか?」

神来月帝
「頭撫でてるだけだけどッ!?」

千鳥忠愛
「え?え?何々?どうゆこと?」

藪柳景千代
「さあ…?」



実際に死んでしまった時と忘れられた時で二回死ぬのが嫌な灯影くん。いつか忘れられるくらいなら最初から知られていない方がいいと思ってる。…関わった時点で無理な事を分かっていながら口に出してみるめんどくさいかまってちゃんだった。

merci(*>∀<)ノ))★
20171212.

次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ