『馬鹿でも、恐怖に思う…』

□頑張れ、僕。
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大事な話?

何だろう…

首を傾げる僕にハヅキが視線を合わせた。


「僕の口から告げるより、ラファエル伯父様の口から告げてくれた方が効果あるかも知れませんね…」


「えっ」


「さっきから見ていると…何か言いたそうですよ?ふふっ」


うわぁ…
笑った表情が兄様にソックリ!!!


「ラファエル?何か私に言いたい事があるのですか?」


不思議そうに首を傾げる兄様。

うん。
伝えたい事があるんだ…

さっきの流れからして少し諦めようと思ったけど。折角、ハヅキが場を与えてくれたし。

言葉にして伝えたい…


「…あ、あの」


「ん?」


頑張れ、僕。

兄様が戻って来たら、伝えるって決めたじゃないか。

ゼウダー卿と今度こそ…
『幸せ』になってっと。
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