深海に捧ぐ白き花俥

□始まり
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助けてくれたサッチに連れられオヤジと呼ばれる人の元へと案内される

その間色々と話す

そこで望はどこか会話に違和感を感じながらもサッチの話に付き合う


―コンコンッ


「入れ」


中から聞こえる声はどこか畏怖の念を抱かせるようなもので望に緊張が走る

サッチに促され部屋へと足を踏み入れる

目の前には2メートは優に越えているだろうと思えるほど大きな男が腰を下ろし、望達を迎え入れてくれた


「サッチか。ん?なんだ、その小僧は」

「さっきオヤジが飛ばしたエースと一緒に溺れてたんだ」


サッチから望へと視線が移る


「え〜っと…桜大路望です。オヤジさんでよかったですか…」


雰囲気からいって一番偉い人なのだろうと思い、失礼のないよう気をつけながら言葉を発する
そんな望の様子に驚いた表情をし、直ぐに盛大な笑い声があがる

望はその笑い声に驚きながら目の前のオヤジと呼ばれる人物を見つめる


「グラララ。確かに皆俺をオヤジと呼ぶが、名はエドワード・ニューゲートだ」

「すみません…。じゃあ、ニューゲートさん。申し訳ありませんが、お願いしたいことがあって」

「なんだ」

「僕は事故で誤って船から落ちたみたいで…なので船まで連れていって頂けませんか。ご迷惑となるとは思うのですが、お願いいたします」


一礼をし、はっきりとした言葉で望は頼む


「グラララ。それくらいおれの許可なんかとらずしてやればいいだろ」

「いや〜…それがさ‥」


ニューゲートの許可にサッチ何故か言葉を濁す

それと同時に部屋の中に再び


―コンコンッ
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