Short story
□不良と女と文化祭
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「あ゛?なんつった?」
「今年の文化祭、アンタが全部進めることになったから。」
知らねぇ女に、しらねぇ事を言われた。
「なんだよそれ、聞いてねぇぞ!?」
「言ってませんから。」
俺はこの学校では一番恐いと言われている不良…
と、思っているだけだが、そんな俺に易々とそんなことを言える女には早々出会わない。
「そうそう。」
「あ゛ぁ゛!?」
「アンタだけだと何しでかすか分からないから、あたしもやりますんで。」
…ちっ…どうせなら思いっきりぶっ壊してやろうと思ったのに…
「よろしくね?佐々木 大樹君。」
これがこいつとのうざったらしい出会いだった。
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