Short story
□Hero〜何処にいても〜
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「水戸先生。」
「あ?おぉ里田。どうした?」
「いや、先生が呼んだんでしょう。」
「え?あっそうだったな!あははは、すまん!!!!」
本当に抜けてるこの先生。
天然?いや、ただの馬鹿。
…いや、私が一番馬鹿なのかも。
「──で、これを教室に持ってってくれ。」
「…生徒にさせる仕事の量ですか?」
「あっ多いか、多いよな!はははっすまん!」
「はぁ…」
「ん?どうした、何かあったか?」
「…いえ、先生の馬鹿さ加減に呆れてしまって。」
「あははは!言うな里田ぁ!」
本当に馬鹿だ…
こんな奴が好きだなんて…
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