テニスの王子様book@

□【青学×四天宝寺storyF】 別れが近付く
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天候は変わらず荒れ模様

台風が近いだけある










菊「あぁ〜あ。今日もやっぱり雨だにゃ〜」

乾「雨と言うより、大荒れだ」

桃「これじゃ合宿に来た意味ないっすよ」

越「そうっすね。結局テニスしたのは一回だけ、それも別々だったし」

遠山「せや!わいコシマエと試合したかったのに、ありえへんわ!」





外が荒れてる中

大広間では愚痴が絶えない










そんな中、マネージャーである私は厨房やら各自の部屋の掃除で慌ただしく動き回っていた










そして、夕食

私が忙しかったために、奈々ちゃんと桜乃ちゃんと朋香ちゃんが夕食を用意してくれたのだが…










奈々「はーい!今日の夕食はカレーで〜す!」

桃「おっ!カレーか」

大「合宿と言えばカレーだな」

不「うん。そうだね」






奈々達が運んできたカレーをキラキラ輝く目で見るメンバー達




だが、







奈々「それでは、先輩達には今からジャンケンをしてもらいまーす!」

「「はぁ?ジャンケン?」」

『なんで、ジャンケン?』




スプーンを片手に待っているメンバー達もポカーンとしている







奈々「ただ食べるのは面白くないので、ここにあるカレー、3種類をジャンケンで決めてから食べてもらいま〜す!」

忍足「なんやねん、それ」

奈々「説明します!ここにあるカレーは、激辛、中辛、激甘の3種類!まともなのは中辛って事!」

忍足「ありえへん…」

遠山「何だってかまへん!早よ食わしてーな!」

奈々「ではでは、早速両校から1人代表者同士でジャンケンを!」







楽しげに提案する奈々

嫌な顔をしてるメンバーも居れば

乗り気で楽しみだしたメンバーもいる








『激辛と激甘は避けたいな…』







名無しはポツリと呟く






桃「そういう事か…」

越「で、誰が代表っすか?」

不「そうだね…勝負はジャンケンって事だから…」

乾「ジャンケンを得意とする者…」

菊「とりあえず皆でジャンケンしてみたらどう?」

大「そうだな」






そう言って皆で輪を作り

「「ジャンケン…!!」」











『私で良いんですか?』

桃「名無しさん頑張れよ?」

越「頼みましたよ、名無しさん先輩」

菊「ファイトだにゃ〜!」

手「油断せずいこう」







たまたま勝っただけなんだろうが、勝ってしまったからには仕方ない


ルールは両校の代表者がジャンケンをし、勝った方が先にくじを引き3種類のカレーを選ぶ事になる


くじ運も関わってくるが、とにかくジャンケンに勝つことだ






そして四天宝寺の代表者は…








遠山「相手が名無しちゃんかて容赦せんで!」





遠山とのジャンケン3回勝負が始まる
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