恋に落ちた海賊王:ハヤテ

□emotion
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えー、先に謝っておきます。
ごめんなさい。
「ヒロインと同室になったのに両思いにならない」
という、変則的な事をしました。
これは反則かなぁと思ったりもしたのですが
本家サイトでは出来ない事をしちゃうのも一興かなぁと。

そんなの許せない!って方はお読みにならない方がよろしいかと。
素人の戯言だからまぁ良かろって方はどうぞ。

お題、いただきました。
お題サイトはこちら
 → お題配布サイト「確かに恋だった」
どんなお題をいただいたかというのは
あとがきに記したいと思います。


「emotion 1」
ヒロイン目線で。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


「今日は本当にイイ天気ですねーー!」

 眩しい陽射しに、トワくんが手をかざして空を仰ぐ。

 私とトワくんは、船尾で洗濯物を干していた。

「うん、洗濯日和だね。」

 無邪気なトワくんの笑顔を見てると、思わず自分も笑顔になる。

 平和だなぁ・・・こんなに天気のイイ午前中に洗濯していると、ここが海賊船だなんて嘘のような気がしてくる。

 大きなシーツをトワくんと一緒に干していると、船室と船の縁の狭い通路に立って、ハヤテさんが海を見ている姿が視界に入った。

 あれは・・・・・・ハヤテさんだよね?

 あんなところで、何をしてるんだろう。

「ありがとうございます、☆☆さん。これで全部ですよ。」

「うん。」

 空になったカゴを持って、トワくんが船内へ戻る。

 ハヤテさんが立ってるのとは反対側を通って行ってしまった。

 トワくん、船尾ではハヤテさんに気付かなかったんだ。

 一緒に船内へ戻りかけたけど、ちらっと、ハヤテさんの様子を伺ってみた。

 縁に腕をついて、ぼんやり海を眺めている。

 ハヤテさん、元気がない・・・?
 あんな目立たないところにいるのも、何だか変な感じ。
 声を掛けても、いいのかな・・・?

「なんだよ。」

「!」

「後ろをウロチョロしてんの、バレバレだっつの。」

「ご、ごめんなさい・・・」

「なんで謝るんだよ、変なヤツだな。」

「いえ、その、お邪魔だったかな、と。」

「別に・・・・・・」

 やっぱり、なんだか元気がないな。

 再び視線を海に戻すハヤテさんの横顔が、気になる。







to be continued


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


2011-04-20 (Wed) 20:09


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