恋に落ちた海賊王:ハヤテ
□my sweetest
1ページ/6ページ
ハヤテ本編
ドクロ島に到着するまでの
ネタバレ妄想です。
ハヤテ本編をプレイしていない方は閲覧注意。
全6話。
「my sweetest 1」
ヒロイン目線で。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
厨房で後片付けのお手伝いをしていた私は、こうしていつものように過ごしている事に不思議な感じがしていた。
今日の朝にハヤテと船長が決闘をしていたなんて、本当に嘘のよう。
思わず、軽く息をつく。
ほんとにほんとに良かった。
ハヤテが無事で。船に戻ってこられて。
日常が戻って。
「・・・・・・」
私・・・“日常”だって。
海賊船で過ごす明日をも知れない生活が、“日常”だなんて。
思わず、くすっと笑みがこぼれる。
本当にもう、ここが私の居場所になってるんだな。
それもこれも、全部、
ハヤテのおかげなんだよね・・・。
綺麗に拭いたお皿の最後の一枚を棚にしまうと、急にドキドキしてきた。
これからハヤテの待つ部屋に戻ると思うだけで、なんだかたまらない気持ちになる。
『☆☆は、オレのだ!!』
耳の奥に残る声が、鼓動を早める。
「おい。」
「はいッ!」
急に声を掛けられて、飛び上がらんばかりに返事をした私を、ナギさんも驚いたように見つめる。
「なんて声上げんだ。」
「す、すみません。」
「・・・これ夜食に持ってってやれ。」
差し出された包みを受け取りながらナギさんを見上げると、思いがけず優しい笑顔に迎えられた。
「今日はアイツも疲れただろ。特別だ。」
「は、・・・はい!」
そうだよね。
仕組まれた決闘だったとは言え、ハヤテは命を懸けて挑んだんだもの。
・・・私の為に。
私、早くハヤテに気持ちを伝えなくちゃ。
「ありがとうございます。」
ナギさんにお礼を言って、まっすぐに部屋へと向かった。
to be continued
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
2013-09-23 (Mon) 23:33
恋に落ちた海賊王Ranking!