恋に落ちた海賊王:番外

□拍手小話1 かっこいいセリフを言ってみよう
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web拍手御礼小話1
「かっこいいセリフを言ってみよう」


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


トワ
「はぁ〜〜・・・」

ソウシ
「どうしたのトワ。」

トワ
「女性にモテる秘訣ってなんでしょう?」

ソウシ
「ええ?どうしたのイキナリ。」

トワ
「僕、考えたんですけど。
痺れるセリフがさらっと言えるってポイント高いんじゃないかと。」

シン
「・・・ほぅ。」

トワ
「ギャップっていうんですか?」

ソウシ
「・・・ああ、一般論じゃなくて、
トワ個人のね。」

リュウガ
「痺れるセリフねぇ。」

ソウシ
「船長!いつから居たんですか。」

リュウガ
「最初から居たが。」

トワ
「決め台詞的なものが欲しいんです。」

ハヤテ
「決め台詞?
技が決まった時に言うヤツか?」

ナギ
「話の流れからしてそれはないだろう。」

シン
「お前は捨て台詞が似合いそうだな。」

ハヤテ
「んだと?」

ソウシ
「はいはい、ケンカしないの。」

リュウガ
「君の瞳に乾杯。」

全員
「!!」

トワ
「・・・さ、さすが船長!痺れます!」

ソウシ
「思い切り王道だよ?」

トワ
「良いんです、王道で!
カッコイイ台詞の王道ってあるんですか?」

ハヤテ
「『オレに惚れると怪我するぜ!』
みたいな感じのやつか?」

シン
「それを言うなら『ヤケドするぜ』
じゃねーのか?」

ナギ
「すげぇ台詞だな。」

ソウシ
「『愛しい人よ、
 あなたにあの月をあげよう』
ってのもあるよ?」

ハヤテ
「どうやって月をあげるんだよ。」

ナギ
「そこを突っ込んだらおしまいだろ。」

シン
「まぁ、その場の雰囲気とか相手との関係や好みも考慮した言葉じゃないと
口説き文句は諸刃の剣だぞ。」

ソウシ
「そうだねぇ。
言葉だけで参らせるのはものすごく難しいんじゃない?
同じ台詞でも、言われる相手によって印象は変わるしねぇ。」

ナギ
「言葉が巧くても行動が伴ってないと、口先だけだと思われるぞ。」

トワ
「ナギさんが言うと、ものすごい説得力ありますね。」

ハヤテ
「だいたいトワが気障な台詞言っても似合わねぇよ。」

トワ
「いや、気障な台詞って言うか・・・」

シン
「トワはもっと自分のキャラを活かした方法のが良いだろう。」

ハヤテ
「え?例えば?」

ソウシ
「どうしてハヤテが食いつくんだい?」

ナギ
「そうだな。ギャップは大事だが、
ギャップがあり過ぎてもな。」

トワ
「そんなもんですか?」

リュウガ
「何事にも程度ってもんがあるからな。
弟キャラを演じつつ、たまに男を見せると良いかも知れんぞ。」

トワ
「お、男を見せる・・・」

ハヤテ
「たまに強引になるとか?」

ソウシ
「うーん、強引・・・」

ナギ
「ハヤテはいつも強引だから、たまにしおらしいと気になるな。」

シン
「話がどんどん逸れてるぞ。」

トワ
「そうですよ、僕、
かっこいい台詞が知りたいんです。」

ソウシ
「何をカッコイイと思うかは相手のタイプによっても変わってくるし、難しいね。」

リュウガ
「目で殺すっていうのもあるぞ」

トワ
「目で殺す!?」

ソウシ
「代表的なのは流し目とかかな。」

ナギ
「目は口ほどに物を言うらしいしな。」

ハヤテ
「トワの流し目・・・想像できねぇ。」

シン
「練習してみるか?
オレが教えてやろう。」

トワ
「ええッほんとですか?」

シン
「お前はいつも見上げるように見るクセがあるから、たまには伏し目がちに見下ろしてみろ。」

トワ
「こ、こうですか?」

ナギ
「・・・なんかムカつくな。」

トワ
「ええッ」

ソウシ
「・・・シン、
流し目を教えてあげれば・・・?」

ハヤテ
「オレ達にその視線はちょっと無理があるよな。
トワより背の低いヤツにしねーと」

ソウシ
「まぁ、私達を口説くわけじゃないから。」

ナギ
「いつの間にか論点がモテる方法から
口説く方法になってねーか?」

ソウシ
「ほんとだね。」

リュウガ
「まぁ策を弄しても所詮付け焼刃だ。
取り繕ったものはボロが出るぞ。」

シン
「お前の場合は、素直に直球が良いんじゃないか?」

トワ
「直球ですか?」

ナギ
「『お前が欲しい。』 ってな。」

トワ
「ナ、ナギさん・・・ッ」

ハヤテ
「トワがときめいてどーすんだよッ。」







END

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

お粗末さまでした。



掲載2011-12-01〜2012-03-08


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