恋に落ちた海賊王:番外

□拍手小話10 愛してるよゲーム
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web拍手御礼小話10
「愛してるよゲーム」


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


リュウガ
「どうだ、シン。」

シン
「・・・ダメです、
 完全に風がやんでしまいました。それにこの雨・・・やっかいな雨です。」

リュウガ
「しょうがねぇ。まぁこういう日もある。
 今日はここでアンカーだ。
 皆準備に取り掛かれ。」

全員
「アイアイサー!」




ソウシ
「あれ、皆食堂に集まってるのかい?」

トワ
「・・・特に示し合わせたわけじゃないんですけど・・・・・・」

ハヤテ
「急に暇になっちまったからなぁ〜。」

ナギ
「仕込みも終わったし・・・」

ソウシ
「で、皆ここに集まっちゃったんだね。」

シン
「オレは別に、
 これを飲んだら部屋へ戻りますよ。」

☆☆
「せっかくですから、
 皆でゲームしませんか?」

ハヤテ
「ポーカーか?」

☆☆
「いえ、しりとりです。」

ナギ
「・・・・・・」

ハヤテ
「しりとりってお前、子供か。」

☆☆
「ただのしりとりじゃないんですよ!
 甘い言葉しりとりです。」

トワ
「な、なんですかそれ。」

☆☆
「甘い言葉でしりとりするだけ、
 ですけれど。」

ナギ
「・・・なんだそりゃ。」

☆☆
「愛してるよゲームでもいいですよ!」

ハヤテ
「はぁ!?愛してるよゲーム!?」

ソウシ
「すごい名前のゲームだねぇ。」

☆☆
「簡単ですよ。
 輪になって座って、右側の人に愛してるよって囁くだけのゲームです。」

シン
「くだらん。」

☆☆
「照れて言えなかったり、
 笑ってしまったら負けです。」

ソウシ
「それは・・・負ける気がしないね。」

トワ
「ソウシ先生
 そういうの得意そうですよね〜。」

ハヤテ
「オレだって負けねぇよ!
 一言囁くだけだろ。」

シン
「アホらしい。
 男にそんな言葉が囁けるか。」

ナギ
「男に囁かれるのも拷問だ。」

☆☆
「あ、甘く見てますね!?
 このゲームはですね、目線を合わせて言わないとダメなんですよ?
 そっぽ向いて言っちゃダメです。
 あとね、囁かれた方は『え?』って聞き返せるんです。
 聞き返されたら、
 また言わなきゃいけないんですよ。」

トワ
「・・・それは・・・
 結構キツイですね・・・・・・」

☆☆
「私、一回やってみたかったんです!
 皆でやりましょうよ!」

ナギ
「オレはいい。」

シン
「オレもだ。」

トワ
「・・・うーん、僕もちょっと・・・」

☆☆
「ええーっ。
 皆尻込みしちゃうんですか?」

ハヤテ
「尻込みってなんだよ!
 オレは別にやったっていいぜ!」

☆☆
「でも、参加するのがハヤテさんだけじゃ、
 私とハヤテさんが
 お互いに愛してるよって囁き合うだけになっちゃう。」

ナギ
「!」

シン
「!」

ソウシ
「!よし私も参加しよう。」

トワ
「あ、ズルイッ!僕も!」

シン
「仕方ないな。」

ナギ
「どうせやることないしな。」

☆☆
「わぁい!ドキドキしますね!!
 じゃあ、じゃんけんで順番決めましょう。」




☆☆
「じゃ、トワくんからシンさんに囁いてくださいね。」

トワ
「・・・そ、想像以上に、照れますね!」

シン
「さっさと始めろ。」

☆☆
「照れて言えなかったら負けですよ〜。」

トワ
「(ゴクッ)・・・愛してるよ。」

シン
「・・・・・・え?」

トワ
「え!?
 あ、・・・愛してるよ。」

シン
「・・・え?」

トワ
「!!!!ぁ愛してるよ。」

シン
「え?」

トワ
「ふっ・・・ふふ」

ハヤテ
「あ!笑った!!」

☆☆
「トワくんの負け〜!!」

トワ
「こッ!こんなの無理だぁぁぁぁぁ!」

☆☆
「もういっかいやりましょーよー!」







END


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

お粗末さまでした。


掲載2013-09-12〜2014-09-04


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