恋に落ちた海賊王:ハヤテ

□チョコレート
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「チョコレート 中編」
ハヤテ目線で。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


「あの、私。」

 翌日、もうすぐ昼食が終わるって時。

 突然何の前触れもなく☆☆が口を開いた。

「ハヤテさんの部屋に行きたいです。」

「・・・・・・」

 皆が一瞬沈黙する。

「・・・だ、ダメでしょうか?」

 は・・・
 はぁ!?

 今、こいつ、・・・・・・!?

「ダメなもんか、
決定権はお前にあるんだぞ。なぁハヤテ?」

「船長、こいつ固まってますよ。」

「おいハヤテ、食いモン口に入れすぎたんじゃねーだろーな?」

「ハヤテさんいいなー。」

「じゃあこの後移動しよう。私も荷造り手伝うからね。」

「ありがとうございます!」

「ほらハヤテも。自分の部屋片付けておくんだよ?」

 ソウシさんにケツを叩かれて我に返った。

「今日は後片付けの手伝いはいいから、移動の準備してこい。」

「はい!ありがとうございます。」

 え?なんで?
 どうしてこうなったんだ?




 頭が整理されないまま、オレの部屋に☆☆の荷物がどんどん運び込まれる。

 ただ呆然とそれを見ていた。

「はい、これで全部だね。医務室の方は私に任せて。」

「ありがとうございます!」

 ソウシさんが出て行って、部屋に2人きりになった。

 急に、しんとなる。

「・・・あの・・・迷惑、でしたよね・・・すみません、でも私」

「なんで、・・・シンの部屋に行かなかったんだ?」

「え?シンさん?」

「お前、せっかくのチャンスだったのに!
船長命令は絶対なんだから、シンだって従うしかないんだぞ、なのに」

「まま、待って下さい、何の事ですか?どうしてシンさんが?」

「だってお前・・・」

 シンの事が、好き、なんだろ?

 だから、

「チョコレートの包み紙を・・・大事に持ってたじゃねーか・・・」

「あれは、・・・覚えてないんですか?」

「え?」







to be continued → last hayate eyes


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


2011-09-25 (Sun) 16:33


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