恋に落ちた海賊王:ナギ

□愛情表現
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最近急に冷え込んだのでナギさんにこんなことして欲しいなぁと妄想してみました。
恋人設定。



「愛情表現」
ナギ目線で。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


「へーっっくしん!」

 厨房に一人残り作業をしていると、背後でハヤテの豪快なくしゃみが響いた。

「どうした。」

 振り返ると、ハヤテが返事の代わりにもう一度くしゃみをした。

「風邪かなぁ・・・」

「急に冷え込んだからな。早めにドクターに診てもらえ。」

「うん・・・。あ、オレ、ナギ兄になんかあったかい飲みモンもらおうと思って来たんだった。」

「・・・じゃあ、しょうが湯でも飲んどけ。」

 ついこないだ☆☆が、生姜を擦りおろしてハチミツとお湯で溶かして飲むと体が温まると言ってた事を、瞬間的に思い出した。

 せっかく終わった洗い物がまた出るが、まぁいい。

 俺の後ろでハヤテがなんだかんだと話しているのに適当に相槌を打ちながら、準備を進める。

 しょうが湯を出してやると、ハヤテは美味そうに飲んでハァーッと溜め息をついた。

「・・・あったまるぅ〜・・・・・・。今日の見張り台はめちゃくちゃ寒ぃんだよな〜戻んのヤだな〜。」

 確かに。
 今日は朝から妙に寒いが、日が落ちると余計に冷えを感じる。

「飲んだらしばらくあったまるから、すぐ毛布巻いとけ。」

「はぁ〜い。」

 ハヤテは大人しく見張り台に戻り、俺もいつも通り1日の締めくくりの作業を終えた。

 厨房のランプを消すと一層寒々しく、部屋に戻る足が自然と早まる。

 部屋の灯りはついていたが、☆☆はもうベッドに入っていた。

 首元まですっぽり布団をかぶって潜り込んでいるせいか、まるでいないみたいに静かだ。

 寝息すら聞こえてこない。

「・・・・・・」

 俺がベッドを軋ませて隣に行っても、微動だにしない。

 ・・・よく寝てやがる。

 ランプを消すために伸ばした腕を引っ込めて、しばし無防備な寝顔を見つめた。

 すやすやと安心しきった様子でぐっすり眠る姿は、俺の表情を柔らかくさせる。

 そっとこめかみから髪をかきあげるようにして頭を撫でた。

 相変わらずピクリともしない。

 随分深い眠りだな・・・。

 なんだか無性に可愛くて、親指で頬をなぞるように撫でた後、軽くくちづけた。

 起きそうにないと悟ってこちらのガードが緩んだのか、
 触れたから歯止めが利かなくなったのか、
 あるいはその両方か。

 いつもならしないようなちょっかいをかける自分に驚きながらも、心地よかった。

 もう一度頬にキスをすると、今の今まで微動だにしなかった☆☆が、声もあげずにクルッと向こうを向いてしまった。

 触り過ぎたか。

 灯りを消してベッドに入り、☆☆の脇から手をまわして後ろから抱き締めるようにして耳にキスをする。
 
 そのまま髪に頬をくっつけて目を閉じた。

 ベッドの中は☆☆の体温であたためられて思わず幸せだと感じる程に快適だった。







END


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

リハビリ的作品。
アプリもGREEも
最近ほとんど触れてないので
妄想も進まず(TдT)
リクエストお待たせしてて
すみません(TдT)
GREE版ナギさんをもう一度最初からプレイしたい。
したい。したいしたい。
そしてあのときめきを取り戻したい。


2012-10-19 (Fri) 21:41


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