リボ×テニ(長編)

□地下基地
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「それでは皆さん、到着いたしました。迎えがもうすぐ来ると思うので、一緒に基地内部へ入ってください。その際、狙われている可能性もありますので神速に・・・」


「怖いこと言うなよ!っつか基地そこにあんのに迎えって大げさすぎじゃね?」




やっと基地に着き、車が止まるとそう言われた。

まだ私達にはなんの実感もなかったのでそれが冗談にしか聞こえなく、神尾君が思わずツッコんだ。

























少し経つとバスの中に20代(後半位かな?)の女性と、私達より少し年上(っぽい)男の子が現れた。

なんか美男美女って感じ。




もしかして、この人もマフィア・・・?







「待たせたわね。自己紹介は後でするからとりあえずついて来て!中に入るまで絶対に喋っちゃダメよ。フゥ太、後ろ任せたわ。」



「了解。さぁ皆、早く行くよ!」





2人に促されて、私達が基地の中に入ろうとしたその時・・・










ドンッ!












地響きの様な音がして直後に2、3発の銃弾が飛んできた。








「危ない!」




そう言って女性は銃を取り出し応戦しながら私達を基地へ入れた。






あまりに突然目の前で始まった銃撃戦に言葉を失ってしまった私達はそのまま黙って奥のソファーが置いてある部屋に通され、そこで待機するように言われた。

マフィアさん達とここで対面するみたい。
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