メイン(イナイレ
□寒さなんて消してやる
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「ガゼル!雪合戦やるぞ」
はあ、何言ってるんだこいつは。
いきなり部屋の扉が開いたかと思うとバーンが手袋をして入ってきた。
「断る。私は風邪を引きたくないんだ」
「大丈夫だって、ほらガゼルの分の手袋とマフラー持ってきたぜ」
バーンはそういって私に青のマフラーと手袋を渡してきた。
マフラーの裏には白い糸でガゼル様と刺繍されている。
「これ誰が作ったんだ?」
「クララとアイシー」
ほら、といって私と色ちがいのマフラーを見せてくる。まあ折角クララとアイシーが作ってくれたんだし、使ってやらないと失礼かもな。
「…やる。」
「おっ!もしかして俺と色ちがいって知ってやる気出た?」
にやにやと笑いながら私の顔を覗きこんでくるから、思い切り足を踏んでやった。いってえ!と言いながら足を抑えて転がり回るバーンを気にせず、私は外へと向かった。
「あ!ガゼル様にバーン様だ」
先にヒートやアイキュー、クララとアイシーがいた。
「これってチームに分けるのか?」
「そうですね、そっちの方が面白いかも知れません」
何で決める、やっぱりグッパーか、いやでも俺ガゼル様に雪玉を投げつけるなんて…
というそれぞれの声が聞こえてくる。
私はそれを聞いているといきなり背中にドン!と衝撃が走った。
「バーン…貴様ァ…!!」
ゆっくりと後ろを振り向くとやはりバーンが雪玉を抱えて笑っていた。
私だって負けていられないから急いで雪玉を作り抱える。
ヒュッ!とバーンに投げると速度が足りなかったのか避けられた。
イライラしていると直ぐに反撃してきて私は足を高く振り上げかかとで雪玉を地面に叩きつける。
勿論雪玉は崩れていく。
おおー…という歓声が聞こえるが私とバーンは気にしてなんかいられない。
雪合戦の域を越えた勝負が始まった。
「くそ、避けやがって」
「ふん…貴様の軟弱な雪玉に当たる程私はヤワではない」
この後2人とも風邪をひきメンバーに面倒を見てもらう羽目になったという。
end.
雪合戦ネタ書きたかったんです。
ガゼルは雪玉を一杯作りすぎて腕の中に抱えきれなくなって落としてたら可愛いと思うw←