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□理性リミット
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「…どうしてこうなるんだ?」
シャープペンシルをカツカツと鳴らせながらアイキューに向かって首を傾げるガゼル。
ドキドキと心臓が高鳴るが今は勉強を教えている最中なのだ。
そんな不埒な感情を抱いてはいけない、とアイキューは問題に集中した。
「えっと…これはこれを代入して式を変形させます」
「ああ、式が間違ってたのか!」
ガゼル様は納得したように問題をスラスラと解き始めた。
隣で勉強を教えているのだから当たり前だけど、ガゼル様との距離が近い。
これでは理性が持たないと離れようとした時。
「あっ、待て!」
ガゼル様が俺の服の裾を掴んできた。
「もう少し…一緒にいないか?」
ガゼル様は言った途端に顔を赤くし俯いてしまった。
なんて可愛いんですかガゼル様…!
俺の理性は粉々に崩れさった。
ガゼル様を抱きなるべく優しくベッドに下ろす。
ガゼル様の顎を掴み深いキスをする。
「んっ、ふぅ…む…ッ」
「っは……」
口を離すとガゼル様が名残惜しそうな目をする。
どくん、と俺のモノが熱を持つのが分かった。
段々我慢ならなくなってきて急いでガゼル様のシャツを脱がし、スラックスと下着も脱がす。
ガゼル様の胸の周りを指先でなぞるようにするともどかしいのか、「アイキュー…っ」と俺の名前を呼んでくる。
ガゼル様のツンと硬くなっている乳首に吸い付き舌で舐め回す。
最近発覚した事だがガゼル様は胸が弱い。
嫌だ、だめ、などと否定の言葉を洩らすがそれは感じ過ぎてしまうからだというのも分かった。
「ぁあっ…ン、んぅ…!」
ぎゅっと思い切り目を瞑りびくびくと体を震わせるガゼル様は普段からは予想も出来なくて、俺だけのものだと支配欲じみたものが広がる。
甘噛みをするように歯で挟むと甲高い声をあげながら達した。
その精液を指に絡め後孔に指を2本挿れるとナカは指をもっと奥に取り込もうと厭らしくうねった。
口は素直じゃないのに体は素直だと思った。
ガゼル様と仲の良いあのバーン様だって知らないだろう、ガゼル様はこんなにも素直だという事を。
俺はバーン様がガゼル様を好いている事を知っていた。
でも鈍感なガゼル様は気付いていなくて歯痒い思いをしているようだった。
…でもガゼル様は渡さない。俺だけの、ガゼル様だ。
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