メイン(イナイレ

□smallふーすけ
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「うわぁぁぁぁあぁぁああぁあぁっっ!!」

「なんだっ!?」

俺が朝気持ちよくベッドで寝ていたら、隣の部屋から悲鳴が聞こえてきた。
風介だな…どうしたんだアイツ?

急いで服をきて風介の部屋まで猛ダッシュした。
ドアを壊す勢いで蹴飛ばした。

「どうした、風介!!」

すると風介によく似た小さい男の子が自分の体をペタペタと触って、真っ青な顔で震えていた。

「は、はるや……」

ん?…もしかして。

「お前…風介?」

そいつはコクンと頷いた。            「ええぇ!?まじかよ?なんでお前そんなちっさくなってんの!?」
            「それが…私にも良く分からん。起きたら小さくなっていた。」

本当に分からないらしく、険しい表情をしていた。
俺はダボダボの服を着て硬直している風介を、お姫様抱っこした。…軽っ!

「なんだっ!?降ろせ!」
ミニ風介はじたばたするがちっとも意味がない。かわいい抵抗だ。

「お前頬っぺたプニプニだな〜赤ちゃんの肌みてぇ。あ!赤ちゃんか!」

ハハハッと笑う俺にミニ風介から出たとは思えない殺気がビリビリと伝わってきた。

「貴様…他人事だと思って!」

「思ってねぇよ!ただ少しからかっただけだって」

「うるさいうるさいっ一発殴らせろ!」

ぐぅぅぅぅー。
そんな小さくて可愛い音が俺の腕の中から聞こえた。
すると風介は真っ赤になってプルプルと震えていた。            「もしかして…腹減ってんのか?」
俺がそう訪ねると、ボソッと「昨日の晩御飯を食べ損ねたんだ」と呟いた。
そういえば朝ご飯を食べていない。勿論俺もだ。

「んじゃあ俺がなんか買ってきてやるよ!」
            「いいのか…?すまん」             「いーって!あー…でもお前を部屋で留守番はダメだな。」

「どうしてだ?」

「だって幼児置いてきぼりはダメだろ。」

「幼児ではない!体だけだっ」

体だけっつっても幼児は幼児なんだよ、と説明する。
風介はなんか文句を言ってるがまぁいーや。
取り合えずコイツも連れてこう。

「風介!お前も一緒に行くぞ!」

「あぁ」

そんなこんなで風介とお出掛け〔ご飯食べに行くだけ〕になった。
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