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□独占欲
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バタンッ。

いきなりバーンが鬼のような顔で迫ってきた。


「どうしたんだ?」

グイ、と手首を捕まれベッドに思い切り押し倒される
「…っいた、」

「昼間のあれ。どうゆうことだよ」

昼間のあれ?
あれとはなんだろう。
…あ、一つ思い当たる節がある。ヒートがアイスをくれると言ったから部屋までついて行っただけだ。
バーンが独占欲が強いのも嫉妬しやすい性格なのも分かってはいるが…


「違うんだ、バーン。あれはヒートがアイスをくれると…「っるせぇ!!」

ビクと背筋が伸びた。微かに手が震えている

「ガゼル…お前は俺だけを見てればいい。他の奴なんか、視線に入れるな…!」

バーンの顔を見上げると怒りを抑え込み、でも切なさが入り交じっているようなやりきれないといった表情をしていた。
こんな時に不謹慎かもしれないが色っぽい、と思ってしまった。

「バーン…」


「っガゼル…!」


どちらともなく目に欲情の炎がうつりゆらゆらと揺れていた。
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