メイン2(イナgo
□眩暈する煌星
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この世の中で叶わない事や物があるというのは常識であって誰もが理解している事だった。
しかしシュウにとってはそんなもの関係のないこと。欲しいものは欲しい、手に入れるのが当たり前。
そんなシュウの最近のお目当ては今目の前にいる白竜だった。
真っ白な肌と髪、穢れを全く知らなそうな澄んだ瞳、チームから従われる程の実力を持っていながらもまだ上を目指すその姿勢、白竜から吐き出される言葉も何もかもが綺麗に思えて。
自分とは全てが対な白竜を欲しい、と思った。
「何がしたいんだ」
困った様に眉を下げる白竜にシュウは笑顔で微笑む。
「白竜って綺麗だよね」
シュウはうっとりとしながら押し倒した白竜の服を捲り爪先をゆっくりと肌に滑らせる。
「シュウッ…!?な、に…」
突然の事に驚く白竜を黙らせる様にキスをする。そういった免疫のない白竜はシュウの巧みな舌使いに気を取られ力が抜けていた。
「んむっ、ふ、…ン!」
「っは、…」
キスを続けながら白竜のズボンを脱がせる。反応を見せる性器に気を良くしながら上下に擦ると白竜がぴくんと肩を揺らした。
「んぅッ…ンっく…!」
唇を離し白竜を見やると顔を赤くし目を潤ませていた。
―白竜はこんな表情もするのか、とシュウは無意識に舌なめずりをしていた。もっと白竜の事が知りたい。そして僕のものにしたい。その想いだけがシュウの頭を占めていた。
白竜の自身からとろとろと控えめに流れる先走りを掬い、後孔に塗り付ける。
つぷりと指を挿れると白竜は引き吊った様な声をあげて抵抗した。
「ひッ…!や、シュウ…怖いっ、ぁあ!」
怖くなんかないよと無責任に安心させる為の声を掛け指を引き抜く。
シュウの自身を宛がうと白竜は絶望に満ちた表情でシュウを見上げた。その間なにも言葉はなかったが目が止めてくれと制止を訴えていたのはシュウにも分かった。
だが白竜には素質があるようで後孔はシュウを取り込もうと吸い付いていた。
ズプ、と一息に貫くと白竜は声にならない叫びをあげた。小刻みに腰を動かし揺さぶると白竜は喘ぎ声を溢す。
「ぁ、ふぁ…ひ、ぁン!シュ、ウ」
「白竜、好きだよ…」
そう告げた瞬間、ナカが締まる。故意に奥を突くと白竜は甲高い声をあげて達した。シュウも欲を流し込んだ。
「もっともっと魅せてよ、白竜」