メイン2(イナgo

□我慢の限界値
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「……さ、…みな、…わさん!」


ハッと視線を前に向けると首を傾げている神童と目が合う。
どうしたんですか?とふわふわした髪を揺らしながら不思議そうに聞かれ、言葉に詰まってしまう。

「(言える訳ないよな…神童に欲情してました、なんて……)」

この時南沢は、所謂欲求不満状態に陥っていた。
だが、神童が余りにも無垢過ぎそれに神童を大事にしたいという思いから南沢は欲求を抑えていた。

でもやはり南沢も健全な男子であり高まる欲求に逆らえなくなってきている。
今日は勉強を教える事になり、自宅に呼んでいて自らを制御出来るか不安だというのが事実である。

「ここはどうやるんですか?」
「ああ…これは、ここに代入するんだ」

スラスラと止まる事なく動くペンをぼー…と見つめていると、神童がまた不思議そうに此方を覗いてくる。

「南沢さん、やっぱりなんか変ですよ。具合が悪いんじゃ……」
「あ、いや、大丈夫だ…」

純粋に南沢を心配する神童に罪悪感が募る。
はぁ、と溜め息を一つつき再び神童に目線を向けると邪魔なのか神童が髪を耳に掛けた。

その時南沢の理性が一瞬でそれはもう呆気なく崩れさった。

ドサ、と神童を床に押し倒し口付けをする。
驚いて固まっている神童に小さく謝ってから服のボタンを外し小さく主張する乳首を捏ねたり摘むと神童がびくんと体を跳ねさせた。


「ひぅっ、…ン、ッ、みな、みさわさんっ…な、ん…!」
「ゴメン、」

ズボンを脱がし軽く自身を扱いてやると、とぷりと先走りが流れる。
それを掬い後孔に指を一本挿れると神童が信じられない、といったように目を丸くさせ瞳に涙の膜を張らせた。
性に関して全くといっていい程知識が無い神童にとって、男同士の際は何処を使うのかなど分からないのは火を見るより明らかであった。

暫く中を解かしてから性急に南沢自身を取り出し、解れた神童の後孔に宛がう。

「い、やっ…南沢、さん…やだぁ……」


―神童が大粒の涙を溢すと共に南沢は自分のしてしまった事に気付く。


「神童っ…ごめ、俺…無理矢理…」

くしゃりと前髪を掴み俯く。
今まであんなにしてきた我慢が全て水の泡となってしまったのだ。





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