メイン2(イナgo

□not理性
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「剣城ぃぃぃ!」


バァン!と思い切り剣城の部屋の扉を開けた。


「ま、松風っ?!なんでここに…はぁ…っ」


ぶーっ!!
思い切り吹き出してしまった。
だって剣城ったらシャツがはだけてるし顔は赤いし、息は乱れてるし…


なんたってエロいし…///

それもこれも全部風邪のせいなんだけどね。


「そ、そんなことより大丈夫なの?円堂監督から聞いたよ!高熱だって!」

俺は慌てて剣城に近寄っておでこに手を当てた。
もの凄く熱い。


「ちょっと待ってて!」


そう言ってさっきコンビニで買った冷えピタと蜜柑ゼリーを出した。


「風邪のときにはこれかなって思ったんだ!まずは冷えピタ貼るね」



そういって熱に浮かされている剣城に身体を近付けた。

ちゅうっ



「…んぐ?!」


「んっ…ん、ふ……」


えええええ!!
剣城から、キス…だと?!しかも舌入ってるし…

いつもより熱い。



「んぅ……っはぁ…」


「…ぷは、ど、どうしたの?剣城からキスなんて…」

「…嫌、だったか…?」


あ、ヤバい。
萌え死ぬかもしれない。

剣城はショボンと眉を八の字にしながら首を傾げていた。



「いやいやっ!!もの凄く嬉しいよ?!でも、なんでいきなり…」


そう聞くと剣城は布団からピョコっと顔を少しだけ出しながら
「今日は俺の側にいてくれないか…?」
と聞いてきた。



(つ、つるぎぃぃぃ可愛いよぅぅ)


「う、うんっ!!勿論!ずっと隣にいるよ」



そういって剣城の唇に触れるだけの軽いキスをした。
すると剣城は安心したようにゆっくりと瞼を閉じた。


(そういえば、俺が風邪のときには周りに一杯看護してくれる人がいたのに剣城の家は誰もいないんだな…)

もしかしたら剣城はいつもこうだったのかも知れない。そう思ったら剣城が甘えてくる理由も分かる。


愛しさを込めて剣城を見つめているとピク、と眉が動いた。

夢でも見てるのかな?






(どうか安心出来る心地よい夢でありますように)




end.
天京もぐもぐ(笑)
風邪で高熱が出てるときは人肌が恋しくなったり素直になったりするらしいです
 

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