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□my 1st kiss
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これはまだあなたが皆の気持ちに気づいてはいない頃のお話
「え、と…ファーストキスですか…」
今はとある番組の収録中。そしてメンバーの名無しが今までの恋愛について聞かれていた
他5人のメンバーは全部の質問にしっかり答えていた
皆顔を真っ赤にしながら。(チャンミン以外)
そして何故か名無しだけ他のメンバーより質問が多い
「あは…僕ファーストキスまだなんですよね〜笑」
メンバーも司会者も観客も皆がびっくりした
「物心ついたころにはもうダンスとか歌とかのレッスンだらけで恋愛する暇なんてなかったし、今も特に出会いとかもなく、今までまだキスをしたことがないですね(笑)」
男司会者「なんと、他のメンバーはキス経験済みでしたがまさか名無しさんがファーストキスすらまだだとは…」
女司会者「じゃあ付き合った事もないの?」
「あ、はい。手を繋いだことすら(笑)」
女司会者「観客席から歓声があがってるわね(笑)また名無しの人気がアップね!」
「あは、それだといいんですが…(笑)」
ユノ「名無し、キスしたことなかったんだー」
「うん」
ユチョン「意外〜」
メンバーとマネージャーしかしらない君の秘密。
君は本当は女だって事。
「彼女募集中ですー(笑)」
冗談まじりにカメラに手を振れば歓声が再びスタジオを支配する
ジュンス「名無し人気ぃ」
ジェジュン「だからな」
まだ収録中だからということで普通を装っているが心ではメンバー全員が
ユチョン(名無しのファーストキスは俺が!)
ジェジュン(ファーストキスは俺が!!)
ジュンス(ファーストキスは絶対僕!)
ユノ(キスしたいって言ったらしてくれるかなぁ…)
チャンミン(ヒョンたちには黙ってキスしちゃお)
男司会者「と、いうことでまた東方神起でした!ありがとうございました〜」
ユノ「ばいばーい」
ユチョン「またねー」
ジュンス「ばいばぁい」
「またねーっ」
チャンミンとジェジュンは笑顔で手を振るだけだった
スタジオから出ても歓声が聞こえて、それは名無し!名無し!とコールされていた
「わぉ、呼ばれてる(笑)」
ユノ「あはは、凄い歓声」
ジュンス「ライブみたいw」
司会者が次のゲストはー、なんて言っていてもお構い無しに歓声が飛び交う。
「私たちの次のゲストって誰?」
ユノ「さぁ?可哀想だね(笑)」
「あ、はは」
苦笑いしかできなかった
ちなみに次のゲストはまだ名の通ってないころのブルーデビルズでした(ブルーデビルズに関しては「君の虜」参照)
帰りの車の中はやたらと静かだった
「な、なんか皆おかしくない?」
後ろを向けば皆がソワソワしていた。
車に乗るときも皆が名無しの隣に座る、とケンカしたため結局名無しは助手席に座った
「なんか変」
皆して何も言わない
「ねぇ…」
完全無視されている。
ジュンスはそそくさとゲームを始め、ユチョンは窓から外を見ていて、ユノは寝たフリをして、ジェジュンはケータイをいじり始め、チャンミンはイヤホンをつけて音楽を聴き始める
「…むかつく」
無視されるのは嫌いだ。だって寂しいし。
理由を考えていればあっという間に宿舎へついてしまう
皆がラフな格好に着替えてリビングに集まったため私は早速話しかける
「ねぇ!!」
明るくジュンスに話しかければ
ジュンス「ゲームしてるから待ってて」
えー…ゲーム優先?いつもなら「なぁにぃ?」とかってニヤニヤしながら聞いてくれるくせに…
「ユーノ」
ソファーに寄りかかっていたユノの顔を覗けばまた寝たフリ
つまんない…
「ジェジュン?」
皆のコーヒーを淹れていたジェジュンに寄っていけば
ジェジュン「後でな」
はい?ジェジュンまで何?
渋々とリビングに戻りチャンミンに話しかければ
チャンミン「…♪」
イヤホンつけたままで歌を口ずさんでいた
「ユチョン…」
遠慮がちにさっきまで電話していたユチョンの服を掴む
ユチョン「どうしたの」
「皆冷たい」
やっと口聞いてくれる人がいたと思えば
ユチョン「あー…、うーん…
ごめん、電話はいった」
嘘つき
電話かかってきてなかったよ
「何なのよー…」
やっぱりメンバーには女はいらなくなったとか?
「何なのよ…」
また大きな声で皆に聞こえるように
「何なのよ!」
私が叫べば皆がこっちをみた
私はある人の元へと足をずかずかと進めた
who?↓
1.ゲームを取り上げる
2.イヤホンを片耳だけ外す
3.寝たフリしないでと言う
4.ケータイを奪う
5.腕を掴む
6.東方神起を辞める!