X'mas

□JS
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「ジューンちゃん」

ゲーム機に顔を向けたままのジュンスは返事のみを返してきた


ジュンス「なにー?」

「明日は何の日だー?」



焦ったような顔をしてゲームから顔をはずし、カレンダーを見た



目をカッと開いて、何かを数えるかのように指を折ったりしている
正直顔が怖い。ゲームからはゲームオーバーになったのか変な音がした



ジュンス「はー…良かった」

「…なにがよ」



ジュンス「100日記念じゃなかったー…」


「あー、忘れるとフラれるんだっけ」



ジュンスはまたゲームに目を戻してから私をちらっと見た





「で、わかった?」


ジュンス「わかんない」


「12月24日だよ?」


ジュンス「んー?」




ゲームを取り上げて電源を切った



ジュンス「ちょっと!何してんのっ」


ゲームを取り返そうと私にのし掛かったり脇腹をくすぐったりと、攻撃をしてくる



「ひゃっ、くすぐった…!」


ジュンス「いえー、ゲーム取り返した!ぐふっ」


また電源を入れようとした
ジュンスの頭を後ろからぶっ叩いた。



ジュンスはもちろんびっくりしたような顔をしながら
頭をおさえ、私を見上げた




ジュンス「何す「イブ!」



ジュンス「へ?」




涙目な私を見ながらジュンスは立ち上がって私をなだめようとする




「イブは、一緒に過ごせるって…言ったから…!」


伸びてきたジュンスの手を振り払い、自分の部屋に閉じこもった











ジュンス「あー…忘れてたわけじゃないんだってぇー…」


コンコンとドアをたたくジュンス。
だけど開けてやんない。


ドアに寄りかかってそのまま座った




ジュンス「あれ?開かない…」



開くと思った君はガチャガチャと
ドアノブを回しているみたいで、
ちょっとうるさい





「前の年も!その前の年も!クリスマスは一緒にいれなかったから、」



私が話はじめれば、ジュンスは私の話を聞くかのように黙った





「ばか…」

ジュンス「好きだよ」


「何よいきなりっ…」


ジュンス「大好き名無し」


「うっさい、都合いいよ…っ」




ぐっと背中が押される感覚とともに私は前に倒れた


倒れたまま見上げれば、近づいてくる君




「…入ってくんなばかジュンス」


ジュンス「チャギャー…」


「…何よ」


ジュンス「こっちに来てチャギャー…」


「…なんか汚いチャギャーだね」


ジュンス「だっは!…ユチョンにも言われたぁー」




「ユチョンのチャギャーはセクシーだったよね」




私がユチョンの名前を出せばむっとした
顔をしながら倒れたままの私に被さってきた










「…ジュン…ス?」



嫌な予感がして私は被さってきた
ジュンスの胸を力いっぱい押した







「ちょっとジュンスってばっ…!」













ジュンス「チャギャー…」







その甘い声に免じて
今日は目をつぶってあげる。



END



ジュンス(明日どこいくー?)

(腰痛くて歩けない
駅前のイルミネーション見たかったー…)




ジュンス(じゃあ明日も…ぐふっ)


(メンバーの皆よんでパーティーしよう)


ジュンス(えぇっ
僕と2人で過ごすんじゃっ…!)


(…えっちな事はしないからね)


ジュンス(……はい)



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