X'mas

□YC
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「メリークリスマス!ユチョナ!」



いきなり何事だと君を見ればいつものニコニコ笑顔で俺を見ていた



ユチョン「どしたのー」



「いつも頑張っているユチョンにサンタさんからクリスマスプレゼントだよ」


名無しは白い髭をつけながら一つの箱を手渡してきた



ユチョン「なんだろー」



リボンを解いてから箱を
開ければ中には紙きれ一枚。


まぁ別にプレゼントが欲しかったわけじゃないんだけど
ちょっと残念な気持ちになった




「んふふっ」



紙きれを開けばニヤニヤしながら
俺をずっと見ている名無し





ユチョン「これ、本当?」





紙を見せれば抱きついてくる名無し







紙には「プレゼントは私!」
なんて可愛い字で書いてある





ユチョン「名無し…俺…「はい!ユチョナ!」






抱きついていた名無しは身体を離していて
顔の目の前には小さい包み紙




ユチョン「へ?」


「ん?」


きょとんと首を傾げる名無し。



ユチョン「プレゼントは私って…」



もう一度紙を見せれば
名無しはけらけら笑いながら



紙を指差した







「ちゃんと見なよユチョン」




とてつもなく小さい字で
「プレゼントは私!」の文字の
少し離れた場所に







「…の手にある包み紙」





なんて書いてある
……………騙したな…





「ユチョンってばっ…ぁはっ」


お腹をおさえる君を横目に包み紙をあける









「んふ、可愛いでしょう?」








その笑顔とこの可愛いプレゼントに免じて許してあげるよ













「ユチョン、だーいすき」









小さい包み紙の中身はまた紙切れ。




「本当のプレゼントは私から、ぽっぽ」





こんな紙切れすら
素敵なプレゼント。





笑っていたら降ってくる優しいキス。


END



(最高のクリスマスになった?)

ユチョン(ん、まだあとちょっと)

(えぇっ何すればいい?)



ユチョン(名無しを食べさせてくれたら)

(…ばーか)




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