X'mas

□ JJ
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「オンマー、私ねクリスマスは苺たっぷりなケーキがいいなー、ね、アッパもそう思うでしょ?」


ユノ「そうだね、俺も苺たっぷりがいいなー」



ジェジュン「今作ってるっつぅの」


あぁ、ユノまで名無し
を甘やかして…。




「アッパ、私プレゼントはアッパのハグが欲しいなー」


ユノ「そんなのいつでもあげるよーっ」



ぎゅーっと力の限り名無しを抱きしめているユノ。
正直名無しにはみーんな甘い。



「アッパ、でもね
私他にも実は可愛い服も欲しいんだー」


ユノ「よし!アッパが買ってあげる!」


「わー!ユノユノ大好きっ」




ジェジュン「ちょっとユノ!
名無しに甘すぎない!?」



ユノ「いや、つい可愛いくて…」


頭をかきながら苦笑いするユノの横で俺をみる名無し

名無しはSUPERJUNIORのヒチョルヒョンの大事な大事な大事な妹。




「オンマは私には甘くないよね」


ぷくっと口を膨らませながらユノの服をつかんでいる名無し



そういう顔は本ッ当にヒチョルヒョンにそっくり。



そんな事を思っていたら名無しのケータイが大音量で鳴った

名無しを一瞬肩をビクつかせる

……しかも着うたもSUPERJUNIOR…(笑)




「ちょっとお兄ちゃん!
私の着うたの音量と着うた変えたでしょ!」

ヒチョル「名無しの着うたはSJでいいのー」




電話越しから聞こえるちょっと抜けたヒチョルヒョンの声。





「もう!切るからね!
また今度電話するから!バイバイ!」




半ば無理やり電話を切る名無し



「もー…お兄ちゃんは過保護すぎるよ
私だってもういい年なのにぃ」



ジェジュン「いやー、名無しはまだ子供っぽいからなぁ」


「オンマには言われたくなーい」


ジェジュン「あ、苺余ったから食う?」


「食べる!」




てこてこと近くまで寄ってきて苺を手渡そうとすれば
俺の前で口をあーんと開ける




ジェジュン「…なんだよ」


「オンマ、あーん」



口をパクパクしながら苺を要求してくる名無し
それを羨ましそうに見るユノ




…ちょっといいこと思い付いた







俺は苺を自分の口元に持ってきて歯と唇で苺を固定した




「…オンマ、私食えないじゃん」


ジェジュン「ん」



「なによ」


喋れない俺は人差し指で苺をポンポンと指差す





「…食べろって事……?」

上目遣いで聞いてくる名無しに、大きく頷けば赤面しながら
周りを確認する。ユノはちょうどトイレに行っている







はやく、と促すように顔をぐいっと名無しに近づける

静かに近づいてくる綺麗な顔に俺まで恥ずかしくなってくる


「い、いくよ?」


何も言わずに名無しを見つめればまた名無しは恥ずかしそうに少しずつ近づいてくる














ジェジュン「遅い」





小さく呟いてから名無しの後頭部をぐいっと押さえ込んで苺を押し込む





「んっ…ふぅ…っ」




口から漏れる名無しの息が俺を煽って更に深くキスをする




「ジェジュ…っ」



とろんとした名無しの目が更に俺を煽って、深くキスをしようとした時、











ばんっ!





ジュンス「お腹減ったー!」

ユチョン「ジュンスうるさいっすねー」

ユノ「今日は豪華だよー」

チャンミン「質より量ですよ量。
もう一度言います。質より量ですよ量」






皆が入ってきた




すぐに名無しを離し不自然な形で離れた





ユノ「…なんか…、あった?」


「ないないないない!何もない!」



チャンミン「怪しいですね」



「ないってば!
私、お兄ちゃんに電話してくる!」




部屋をばんっと急いで、でていく名無し



そのあとはとにかく皆の目線が痛かった。



つか俺、何やってんだか…//



まぁ、クリスマスだからって事にしとこうかな…



END


(お兄ちゃん!キスした!)

ヒチョル(誰だ俺の可愛い可愛い可愛い名無しの唇を奪ったクソ野郎はゴラァ)


(私の…好きな人だよ)


ヒチョル(名無しはお兄ちゃんと結婚するって…!)


(…昔の事でしょ…)




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