X'mas

□HS
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「ヒョヨンオンニ!ダンスを教えて頂きたいのですが!」



ヒョヨン「あー、今はちょっと用事があるの、ごめんね」




「ユノオッパ!!ダンスを教えて頂きたいのですが!」



ユノ「わー…、いまから実は音楽番組の収録があるんだよー…
名無しにダンス教えたかった…
収録休も「大丈夫です、そこまでしないで下さい」






「ウニョクオッパ!!ダンスを教えて頂きたいのですが!」



ウニョク「今からドンヘとご飯なんだー。名無しも行く?」




「いや、遠慮しときます
ウネウネを邪魔したくないですから」





「テミンオッパ!!ダンスを教えて頂きたいのですが!」



テミン「今からオニュヒョンと日本語勉強するんだ、名無しも来たら?」


「大丈夫です、私日本語得意ですから」






とにかくダンスが上手な人達を手当たり次第電話してみたが今日に限って皆用事があるみたい



「はぁ…」



私はダンスがあまり得意ではなく、いつもオンニやオッパ達に教えてもらっていた





「うぅん…」



ケータイの画面を見つめて、し行までスクロールさせた





コール音が鳴りやみ、ちょっと抜けた声が聞こえた


「ヨンヨンオッパ!」


ジュニョン「うわ声でっか!」



「なんと失礼な!」



電話した相手は昔から仲良しのBEASTのジュニョンオッパ



「オッパー、ダンスを教えて頂きたいのですがぁ」


ジュニョン「何で俺…?」



「だってぇ…ユノオッパもテミンオッパもウニョクオッパもヒョヨンオンニも皆用事があるみたいなんですよぅ、
で、用事がないであろうダンスもまぁ私よりは上手いんじゃないかというヨンヨンオッパにたどり着きました」





ジュニョン「おま…」




苦笑いしたような声を出してから


ジュニョン「俺用事があるんだけど」


「えぇっ!!ヨンヨンオッパにも用事があるの!?」




失礼だなお前、なんてため息まじりに呟いたヨンヨンオッパ





「えー…じゃあヨソプオッパは?歌上手いし、ヨソプオッパでもいいかも」



ジュニョン「ヨソプはドゥジュンと外出中」



「っち、こんな時にドゥソプとは…
あ、ギグオッパは?」



ジュニョン「収録」



「ドンウンオッパ」



ジュニョン「どっか行った」




「なんでよーっ(泣)
正直ヨソプオッパかドンウンオッパに教えて貰いたかったー!(泣)」






ジュニョン「じゃあなんで俺に電話すんだよ(笑)


あ、ヒョンスンならあいてるっぽいよ」





「なに!?ヒョンスンオッパならダンス得意だしいいかも!ヒョンスンオッパお願いしまっす!」



電話に向かって言えばヨンヨンオッパがヒョンスンオッパに大丈夫が聞いている







ヒョンスン「ヨボセヨー」


「あ、はい!」


ヒョンスン「あ、付き合おっかー」


「あ、はい是非!」


ヒョンスン「じゃあ今から行くねー」







電話を切ってからしばらく待っていれば思いの外早く来たヒョンスンオッパ







「よろしくお願いします!」


ヒョンスン「はいはーい」




ゆるゆるとしていて、何だか不思議な人






「僕名無しちゃんのファンなんだー」


靴紐を結びながらいきなり呟いたヒョンスンオッパ



「あ、ありがとうございます」



少し照れていたらヒョンスンオッパは



ヒョンスン「ヨソプもドンウンもジュニョンも名無しちゃんのファンなんだよー」



「ヨンヨンオッパもですか?」



ヒョンスン「うん、良く名無しちゃんの話してる。
CDとか出したら真っ先に買ってくるのはジュニョンだよ」




ヨンヨンオッパの秘密ゲットw



「それは有りがたいです(笑)」




素直に嬉しくて笑ってたらヒョンスンオッパはいつの間にか私の前まで来ていた









ヒョンスン「ダンス練習終わったら何処行くー?初デート。
あ、でも遅いから行けるとこ限られるねぇ」






ん?はい?


「デートって…なんで…」




ヒョンスン「僕言ったじゃんー
付き合おっかって」




頭をフル回転させその言葉を辿る












「あ、あぁ!」








電話に出たときだ


てっきり私はダンスに付き合おっか、という意味だと勘違いして元気よく是非!なんて言ってしまった






「か、勘違いというか…」





ヒョンスン「だってそれを狙ったもん」


猫のような顔で私をじっと見てくる




「え、と…」


ヒョンスン「彼氏とか好きな人いないでしょ?」




小さく頷けば


ヒョンスン「じゃあいいじゃん」


なんて言いながら私の手を引いて笑った



その笑顔は無邪気でオッパなはずなのにとても可愛かった








「じゃ、じゃあ…よろしくお願いします…//」



ヒョンスンオッパを見ればびっくりしたような顔をしてから優しくハグをしてくれた






END

ヒョンスン(名無し可愛い可愛い)


(て、照れます)


ヒョンスン(ちなみに僕遠慮なしに色々するからね)

(え…)


ヒョンスン(覚悟しといて)




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