T-SS 2

□サス凜@140
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はっきりと告白された事はない。
けれど、特別な感情を抱かれている。異性として見られているとわかっていた。
寺子屋の帰り道、ふいに手を繋がれた。
幾度となくしてきた行為なのに、絡む指の力強さに戸惑う。
じわり、躰の熱が上昇する。

胸の奥で燻っていた恋心に、導火線の如く火がついた。




20140912 miyako

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