ライチ 短編
□ゴーン…ゴーン…
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「カーノン!!」
「あら、マック。どうしたの?」
「今年の最後は誰と過ごすん?」
「やっぱり…ライチと、かしら?ライチと二人だけで年を明けたいわ」
「カノンはロマンチックに言うね」
「ライチと一緒にいれるだけで、私は幸せよ」
案の定、カノンはライチの名前を連呼しだした。
しかしながらカノン、今回は君の思うようにいかなそうだ。
「カノン、実はさー」
「あらやだ!!カノンとマック!!奇遇ねぇ♪」
「ええ、雷蔵。星華中の門で奇遇だわ」
雷蔵はどうやら、私達を待ち伏せしていたらしい。
だから、学校の門辺りで騒がしかったのか
「で、雷蔵。用件は何?」
「そうなのよカノン!!今年の年明けは光クラブの皆で過ごさない?」
「え、嫌よ。怖い」
「ライチも待ってのに、残念だねぇ」
「行く。行くわ!!」
そういえば、初めて光クラブで年明けることになるのか
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