ライチ 短編
□そして、ねむる
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春の暖かさが在るにも関わらず、
じっとり濡れた布団の中で子作りをする私達
愛があるというワケではなく、
完全体の作成とともに、本能的欲求を満たすために交わる
「あ、あん、あぁっ!!」
「ハッ、…ッ…そろそろっ…」
「たくぞぅ…たくぞぅっ!!」
「マックっっ、マックっ…」
「たく、ンンッアッアッ」
「レルックチュチュ」
ドスドス突かれながら、深い深いキスをする
ホルモンを大量に発生させるため、キスは欠かせない
子作りにはムードが大事だと、よく言ったものだ
「ふぁっ、欲しぃ!!欲しいよぉ!!」
「僕も、僕も欲しいですっ」
「卓三のような知能っ…」
「マックのような健康体が…」
そして、卓三は動きを止めて私の髪や頭を撫で、私の頬を頬擦りをする
私は精一杯の力を込め、卓三の体をぎゅっと抱き締めた後、頬にキスを落とした
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