ライチ 短編
□無自覚でした
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あぁ、タミヤ君、どうしよう。
だけど、今回君は来ない。風邪で学校休んだからね。
ちっ…
こう言うときに限って、使えないリーダーだ←
あぁ、どうしよう。
逃げるべきか、否、逃げても足が遅いから捕まるか…
じゃあ、戦う。否、勝てない。
何をしても、僕は必ず痛い思いをするのだろう
ならば今、奴等の顔を覚えておく。ライチが出来た暁には仕返しで脅そう。
僕は髪の隙間から、奴等を見回した
目玉をギョロギョロ動かして、今から僕を痛め付けるだろう奴等に、殺意を感じながら
すると、奴等は動き出した。
リーダー格らしき男が、背後の男達に作戦を話だした。
作戦のわりには、声が大きい。
動揺しているような焦った話し方だと、僕は思った
そして、リーダー格の男は僕に言葉を投げ掛けた
「わ、悪かった…」
「………は?」
僕が一瞬、軽く首を傾げた。
奴等はその行為を見て、何故かビクリと動いた
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