男日 短編

□その後は 唐沢
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あぁ…痛い


痛い、痛い…


助けてくれ、としゆき…





あ、呼んだら来た


「誰が呼んだか知らないが、心の声が俺を呼ぶ」


その後、廊下を一回覗きこんで、静かに扉を閉めて入ってきた

しかも、爪先歩きで物音立てずに私の寝ているベッド付近に来た


お前は泥棒か

「ごめん、ツッコム気力がないです」



「じゃあ、俺が突っ込む」
「ぎゃぁぁあ!!ベッドに乗ってくんなぁあ!!」

「好きだランランルー」

「愛があるなら、何してもいいって事じゃないからぁ!!」




と、私がせっかく力振り絞ってツッコミしてやってんのに

私の布団に侵入してきた






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